葉っぱ 永ちゃん健在!

2014年5月2日

 踊る大捜査線での青島俊作の名台詞が頭に浮かぶ。
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」
 このごろメディアを騒がせている話題といえばSTAP細胞を巡る理化学研究所。そしてまたかと思うのがトップが責任を取らずにあやふやな説明に終始する場面だった。48年ぶりに釈放された袴田さんについて裁判官は、「国家機関が無実の個人を陥れ、45年以上にわたり身体を拘束し続けたことになり、刑事司法の理念からは到底耐え難いことといわなければならない。拘置をこれ以上継続することは、耐え難いほど正義に反する状況にあると言わざるを得ない。一刻も早く袴田の身柄を解放すべきである」と釈放を命じた。決め手となった重要証拠が警察が捏造した以外に考えられないという。
この問題は誰が責任をとるのだろう。過ぎた過去の話しではない。再三再審請求をしてきたのだ。この事件に携わった警察、検察、そして裁判官も含めて粛清するのが物事の道理ではないか。それができなければ法治国家とは程遠い独裁国家と言わざるをえないだろう。隣国のことなど言えた義理ではない。
  一昔前まで会社組織であれ何であれ、トップに昇るには人格者なのが当たり前だった気がするが、ここ最近特に質の悪い人間がトップに座るようになった。今の総理大臣ですらしかりで、オバマ大統領の来日早々寿司屋に連れて行って友好の証とでも思わせたかったのだろうか。全く真剣味が伝わってこない。国家の重責を軽んじている面々が、ますますこの国を暗い闇へと引きずり込もうとしている気がする。
 数ヶ月前にネット上で矢沢永吉氏の記事を見て、何かの折にご案内したいと考えていたが、是非この機会にご紹介したい。永ちゃんこと矢沢永吉氏は、我々の少し前の世代ではヒーローだった。そのカリスマ性は、薄っすらとしか感じることがなかったが、数十年経った今でもその輝きを失わないでいる。その輝きの秘密がこの記事に垣間見ることが出来る。

 矢沢永吉「原発関係者全員 誰もケツ拭かない国に明日があると思いますか」
 「僕は中小企業の経営者が、いちばんまじめに生きてるんじゃないかと思う。大企業や国家が今いちばんヤバいのは、自分でケツを拭いていないってところ。誰かがどうにかしてくれるだろうとか、みんなで渡ったら怖くないとかってことの成れの果てなんじゃないですか?
 生き方も含めて全部そう。何かがあったら、中小企業のウチなら、僕がケツ拭かなきゃいけない。ここのところをもう一回、ひとりひとりのレベルまで持っていけたら日本に助かる道はあると思います。でもこれ、なかなか難しいですよね。」
「今回の原発関係者全員、誰もケツ拭かない。みんなで渡ってるからケツ拭かない。犯人がいないから。これ、官僚がそういう仕組みを作ったのかもしれないけど、ケツを拭かない国家に明日があると思いますか?中小企業は本気です。なぜか?法律違反したら本気で潰されます。行政処分で潰される。金がなかったら、金をかき集めてこなければいけない。それができないなら首を吊らなければいけない。中小企業は最後に自分でケツを拭かなければやっていけないんです。それなのに国家、大企業、官僚、銀行はどうなってるんですか?」
矢沢永吉(ローリングストーン日本版8月号P35より)