Macrobiotic
マクロビオティックについて

マクロビオティックとは

マクロビオティックの語源

大きな(macro)、生命(bio)、 学・術(tic)、です。
マクロビオティックとは「自然の法則に調和する生き方」のことです。
その実践の基本が毎日の「食」になります。
「玄米菜食を中心として、その土地でとれたものを、その旬に食べる」を基本にします。

玄米などの穀物、野菜、海藻などを中心とする日本の伝統食、
和食をベースとした食事を摂り自然と調和しながら健康な暮らしを実現する考え方です。

伝統的な日本食

「伝統的な日本食」がお手本

玄米ごはんを中心に、わかめと油揚げの味噌汁に、 野菜の炒め煮やきんぴらなど、
旬の野菜のおかずを添えて頂きます。 おかずを食べ過ぎないで、
食事の半分はごはんなど穀類にすることも大切なポイント。
原則として肉類、卵、乳製品は控えるようにします。 イメージとしては、「伝統的な日本人の食事」です。
これをよく噛んで食べ過ぎないことが健康の秘訣です。

調子の良い状態の人

マクロビオティックを始めると

マクロビオティックを実践していくことで体力が強まり、肌はきれいになって健康的にダイエットできます。良く眠れるようになり、血行もよくなるなど、身体面の変化が感じられます。
精神面においても、気持ちが明るくなってストレスが減り、人間関係が円滑になる、頭が冴えるなど、すべてがよい方向に動いていくのを感じることでしょう。

調子の良い状態の人
エコを表現した画像

マクロビオティックは環境にも優しい

マクロビオティックでは、肉など動物性食品をほとんど使わないため、油脂の使用量が少なく、 食器を洗う洗剤や水の使用量が少なくて済みます。
そして、食物を丸ごと食べるので、捨てる部分が少なくゴミが減ることで環境に与える負荷が少なくなります。
一方、農薬や科化学肥料を使わない野菜や穀物を求めることで、土や自然の力を生かした農業が育ち、地球環境の浄化につながります。
また、地元や国内でとれる食べ物を優先させることで輸送に使われるエネルギーが節約できます。
さらに、肉をとるための飼料になる穀物を人間が食べれば、 今より数倍の人口が養え、飢えに苦しむ人々を救うことができるとされています。
マクビオティックは個人の健康や幸福を増進するだけでなく、 地球環境をよくし社会問題を解決へと導きます。

マクロビオティックの3つの基本

身土不二(しんどふじ)
「身体と環境は切り離せない」

身土不二とは「身体(身)と環境(土)は切り離せない(不二)」という意味です。
身体は食べ物を含め、さまざまなものを自然の環境から取り入れています。
人がその環境になじみ、健康に暮らしていくには、その土地、その季節に合った食べ物をとることが大切になります。
住んでいる土地でとれるものなら理想的ですが、できるだけ国産の食べ物を、旬の時期に食べるようにします。

一物全体(いちぶつぜんたい)
「一つのものを丸ごと食べる」

「一つのものを丸ごと食べる」という意味です。野菜なら皮、根、種も含め丸ごと食べましょうということです。全体を丸ごと食べることでバランスがとれ、栄養学などでは分析できない、特別の働きが期待できます。

丸ごとと言っても、米なら籾殻ごと食べるのは無理ですので玄米がベストですが、発芽米や分搗き米でもいいのです。穀類は精白したものでなく、小麦粉なら全体を使った全粒子を使います。
魚も丸ごと食べられる小魚を中心に。大きな魚はたくさん食べない方がいいでしょう。

陰陽調和(いんようちょうわ)
「陰陽のバランス、調和が大切」

東洋の伝統的な世界観「陰陽」は、マクロビオティックの考え方の柱となるものです。
陰と陽は反対の力でありながらも、お互いを引き合い、助け合い、どちらも欠くことができません。

この考え方を食べ物に当てはめると、体を締めるものは陽性で緩めるものは陰性、あたためるものは陽性で冷やすものは陰性です。

暑い季節には陰性の食べ物、寒い季節には陽性の食べ物が向くなど、体の健康を保つのためには
「陰陽のバランス、調和が大切」という考えが基本になります。

マクロビオティックの歴史

マクロビオティックの始まり

マクロビオティックは今から100年以上前に生まれた日本人、桜沢如一(1893~1966)が提唱しました。
海外ではジョージ・オーサワとして知られています。桜沢如一は日本人の食養法と中国の陰陽論、 そして現代科学と結びつけ、マクロビオティックの思想と実践方法の普及に努めました。

ジョージ・オーサワ

マクロビオティックの海外での広がり

桜沢如一によって日本で始められたマクロビオティックが1990年代、アメリカやフランスなど欧米に渡り、生活習慣の改善や体調管理としてとりいれられ、特に有名人やセレブによって情報が広まったことにより、マクロビオティックは日本のみならず海外でも広まっていきました。

加えて病気を治す玄米採食から、おしゃれにおいしい食べ方として変化することになりました。
さらに、動物愛護の観点から、卵乳製品もとらない採食主義のヴィーガンや、世界の各国間での格差をなくしていくフェアトレードとも結びついて、さらに大きく広がっています。

外国の家族

実践的に学ぼう

マクロビお料理教室

料理1
料理教室の様子
料理2
料理教室の様子

マクロビオティックを中心とした料理教室やスイーツ講座。
料理の基本から素材別の応用までを学ぶ実践的料理講座です。
また、著名な先生を招いての料理教室も好評を得ています。
2011年からは、平田シェフが主催するシンプルモダンナチュレ名古屋校としての認定を受けました。
皆様に健康を普及する場所として、これからもさまざまなイベントを企画していきます。

料理1
料理2

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