葉っぱ バイ・デジタル・O-リングテスト

2008年8月1日

 うだるような猛暑が連日のように続いた先月下旬ごろ、東京で行われた大村恵昭氏の講演会に行ってきた。名前よりもO-リングテストという単語を使ったほうがピンとくるか方が多いかもしれない。1970年代というから、今から40年ほど前にO-リングテストの原理を発見した方である。今やO-リングテストといえば、多くの医者や鍼灸師などが治療目的で使われているため、この言葉や体験したことのない人を探すほうが難しいほど日常的なものとなっているのではないだろうか。しかし反面、その原理や理論にお目にかかったことがなかったので、今回はいい機会となった。
 私がはじめてこのO-リングテストを体験したのは今から20年ほど前のことになる。自分の身体にとって害のあるものか有益なものかを自分で判断することができるというので、本当だろうかと、眉につばをつけて望んだ気がする。O-リングテストのやり方は、手短に言うと、二人一組で行い、試験者の片方の手のひらに調べたい物を乗せるか、それを指し示す。もう片方の手は、人差し指や薬指などと親指でOというリングを作り、もう一人の人がそのOの形をした指のリングに指を入れて左右に引っ張って、指の力の入り具合を確認しあうのである。当時、私の場合は洗脳されやすいのか素直なのか、自分の指の筋力が、調べるものによって明らかに強くなったり弱くなったりしたのである。
 1993年2月23日に、アメリカ特許庁は、Oーリングテストを、大村氏の徹底した科学的な研究の数々と、すばらしい臨床成績をあげていることが評価され、普遍的知的所有権として公式に認可したという。公的機関の認可を得たこの方法が、日本人によるもので、なお且つ、人間が本来持っている能力だということが立証されたいうことは、とても画期的なことではないだろうか。
 食べるもの、飲むもの、着るものから装飾品に至るまで、私たちは多くのものを身につけたり消費している。その中に、知らず知らずに害のあるものを身につけて体調不良に陥っていることがあるかもしれない。特に講演の中で大村氏が強調されたことは、装飾品や衣類、電子レンジの電磁波などに害が多いということだった。普段思いつかないような、それら身の危険と思われるものを、自分自身で調べて見つだすことができるのである。そして結果の良し悪しは、だれ恨むことはない、自分が下してくれるのである。東京での数時間は、自分の本来持っている能力を信じて、自分で選択するという当たり前のことを気づかせてくれるものだった。

参考著書「O-リングテスト」超健康レッスン 主婦と生活社:大村恵昭著