葉っぱ 電子レンジは便利!?

2003年10月1日

新聞の朝刊に電子レンジの記事が掲載されていた。容器から溶出する危険物質が人体に悪影響するというものだ。今や一家に一台あるのではないかと思われる電子レンジ。コンビニで料理を温めて出すことはよくあることだが、NHKの料理番組でも、料理研究家が不安もなく「チン!」とやる時代だ。簡単便利はいいけれど、ある一方ではこんな記録があることを知っておいていいのでは。(以降記事引用)
アメリカのスタンフォード大の医者と研究者のチームは、電子レンジが免疫に大きなダメージを与えることを確認し、Pediatrics(小児科学)という専門誌に発表しています。以来この研究チームの者は自宅でも電子レンジを使わなくなったといいます。スイスの学者ハンス・ヘルテル博士は、スイス連邦技術研究所や大学の生化学研究所の学者達8人のチームで電子レンジの食物に与える影響を調べ、「電子レンジは食物の栄養成分にダメージを与え、それを食べた人の血液にも悪い影響を与える」と指摘しています。血液中の変化としてはヘモグロビンの減少、悪玉コレステロールの増加などが起きるといいます。電子レンジは1秒間に10~1000億回も電磁波の極を変えることで、食物中の分子を目まぐるしくかき回します。これが超スピード料理の秘密ですが、分子をかき回すことで食物の栄養成分が変化してしまわないわけがなく、それがスタンフォード大チームやヘルテル博士が指摘していることに他なりません。
水と、電子レンジとストーブで沸騰させてから冷ました水とで、モヤシの発芽実験をしたところ、ストーブで沸かして冷ました水も全く沸かさない水も数日で87.5%の発芽率と両者に違いはありませんでした。しかし、電子レンジで沸かして冷ました水は25%しか発芽せず、根と根毛の生え方にも大差が出たといいます。
第二次世界大戦中、ドイツが戦争を有利にするため、調理時間を短縮する事により機動力が増すという目的で研究開発された電子レンジ。それが今や料理の主役になっています。
敵は本能寺にありと唱えた織田信長。病気の原因は、意外にも身近にひそんでいるのかもしれません。食生活を含めて、今一度見直してみたい問題ではないでしょうか。

参考資料:今村光一著「月刊ヘルスレター」