暑いときでも温冷浴
2022年9月1日
連日蒸し暑さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。これだけ蒸し蒸ししては、快適に眠れないし、冷たいものは欲しくなりますし、クーラーなしではいられない。そんな状態が一ヶ月近く続いていることになります.。当然疲れがたまって体調を崩す方も少なくないと思います。そんな体のリセットにいいのが西式健康法の温冷浴です。本来は水温の差がある秋~春に行うものですが、私は年間通じて毎日行っています。この時期の水温は30℃近くになるため、温度差がなくなり効果そのものは低いのですが、それでも体の中にたまっている熱を出してくれます。それだけで快適になります。はじめてされる方は、冷水を体にかけるのに抵抗があると思いますので、今の時期は行うのに一番いい機会です。
温冷浴療法・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これはドイツのブラウレ氏の提唱した入浴法です。人間の体液は温浴によってアルカリ性に傾き副交感神経が刺激され,冷浴によって酸性となって交感神経が刺激されます。したがって通常の温浴だけでは自律神経の働きが偏ることになります。そこで,温冷交換浴を行うことによって体液を中性にし,自律神経の作用を等しくさせようとする方法です。
また,血管が温浴によって拡大,冷浴によって収縮し,血液循環の促進がはがられて,疲労物質の排出がスムーズとなります。肌はスベスベしてきて美容効果も期待できます。実際お客様のお子さんのアトピーが温冷浴だけで改善された方が何人も見えます。そして風邪予防には最適です。
温冷浴のやりかた・・・・・・・・・・・・・・・・
浴槽を,温用,冷用の2個あるのが理想ですが、ある家庭は少ないと思いますので、冷用はシヤワーか桶を使用します。湯の温度は41℃~43℃(冬は45℃まで),水は14~15℃(冬は18℃~20℃まで)が理想的です。初めは水浴1分、次に温浴1分。これを,交互に水を5回、湯を4回行います。最後は必ず水で仕上げます。交互に5回より少ないと効果が不十分,7回以上では疲労します。
水浴にシヤワー,桶を使う場合は,足から徐々に上がって膝,臍,左肩,右肩,再度繰り返し、1分間水をかけたら、温浴を肩まで1分の順序で行います。
是非試してみてください。
さて、今月は暑気払いに相応しいイベント盛りだくさん。ワンデーシェフは何と過去最多の6名の方々に腕をふるってもらえることになっています。しかも初登場の方は3名。
一人目は、お蕎麦の紗羅餐で修行された内藤さん。実は紗羅餐の服部さんには、まだお店を出される前に、当店で蕎麦打ちの教室をしていただいたことがあります。その弟子の内藤さんに、十四年前の周年祭で、蕎麦打ちを披露してもらいました。その後、自宅を改装して、そばカフェ日本の暮らしを
覚王山にオープンされました。
二人目は奈良から、モハマヤバードさん。ご本人が動物性のものを食べないビーガンのため、その時期の無農薬野菜や自然栽培野菜をふんだんに使用した南インドの家庭料理を提供してもらいます。
三人目は、コラボです。当店で、サンデーマクロビランチのシェフとして長年携わってくださり、現在は、ゆいの森を主催して発酵を中心に料理教室をされている古澤久美先生のコーディネートで、全国を旅しながら、その土地のこだわり食材を使い、寿司を握る鮨職人鮨場まるさんの野菜寿司と、ゆいの森の発酵デリ等楽しんで頂く予定です。
暑さ寒さも彼岸までといいます。もうひと踏ん張りして、晩夏を過ごしましょう。