葉っぱ 21世紀を迎えて

2011年1月1日

 新しいミレニアム元年をつつがなく皆様と共に迎えられたことに深く感謝致します。昨年、店内にオープン致しました喫茶コーナーも、たいへん多くの皆様にご利用頂きましたことをスタッフ一同御礼申し上げます。
 いつしか健康でいることがむずかしい時代になりました。知らない間に私たちの体をジワジワ痛みつける環境の悪化や、さまざまなストレスが主な理由に挙げられますが、私は身近な環境に本来の豊かさが失われていることが病気を作り出していると思います。
 物質的な豊かさを求め続けた20世紀。買うものがないくらい満たされた環境を手に入れることができた反面、精神的な豊かさが置き去りにされてしまったことがさまざまな事件や災害を引き起こす要因につながっているのではないでしょうか。
 フランスで行われた実験は、凶悪な事件を起こした囚人の食事を菜食にしたところ、犯罪を犯した人間とは思えないほど温厚な性格になったことを報告しています。日本においては、非行少年の食生活を調べたところ、そのほとんどがインスタントやレトルト食品、缶ジュース類を多量に飲食していた事実があります。ご存知のように炭酸飲料は、他のジュース類に比べて大量の砂糖が使われています。角砂糖にして10個以上使われている飲料を子供たちに飲ませたらどうなるか? 犯罪者の8割が低血糖症であるということからご理解頂けると思います。少年たちの「キレル」原因はダレが生み出しているのでしょうか
  アメリカではかつて上院によるマクガバン委員会というものが作られ、生活週間病(成人病)が突出するアメリカ社会の原因を探るため徹底的に食の研究がなされました。その結果、乳製品や肉類を多くとらないこと。食生活は日本食が一番であることが報告されています。
 今日も マクド・・・にはドライブスル-の列ができていました。アメリカではジャンクフード(ガラクタ食品)といわれているものを小さな子供たちがおいしそうに食べています。味覚は3歳までに確立するそうです。その味覚を狙って事業の拡大を進めるとテレビで話していたその社長の言葉に愕然としたことを覚えています。
 21世紀を迎え、豊かさを「食」を通して微力ながら皆様にお伝えできれば幸いと考えております。
 今年も宜しくお願い申し上げます。