葉っぱ 電磁波とは

2008年1月1日

電磁波のことを具体的に知ったのは、20年ほど前に、ある会の発行する情報誌を見たことがきっかけである。電磁波がさまざまな病気の原因となっていることや、ある国では、高圧線の下には建物を作らないなどの対策がなされているという。一方、わが国に目を向けると、家の周りを始め、至るところに高圧線が走っており、その下には当たり前のように家が立ち並んでいる。この違いは一体何なのだろうか。現状の生活を考えると、携帯電話に代表されるように、便利が優先してついついその害については伏し目がちになってしまう。 ところが5年ほど前、パソコンを使用する頻度が増えてからというもの、目のかすみが深刻となり、我慢してると頭痛までしてくるようになった。伝票処理など、どうしても人に任せられないことがあるために、仕方がないと諦めていたところ、作業中のパソコンから出る電磁波をアースできる機械を見付けたのだ。早速取り付けて作業をしたところ、以前のようなかすみ目はなくなり、長時間の作業が苦もなくできるようになった。その機械はエルマクリーンというもので、以前より低価格になり、購入しやすくなっている。なぜ、ここまで具体的な話を出したかと言うと、最近、電磁波によるものと思われる体調不良を訴えるお客様が増えている。数名の方に電磁波の簡易測定器をお貸ししたところ、家中いたるところで測定音が鳴るという方がいたのだ。電磁波といっても、この雲をつかむような言葉を分かりやすく説明するのは難しい。そこで、それらの疑問を解決すべく、先月上旬、電磁波についての専門知識を得るため上京した。
 一日にわたって勉強したのは何年ぶりだろうか。頭を使いすぎて頭痛がしてきたくらいだが、難しいことはさておき、最も分かりやすいことでいうと、電気の消費量が、約40年で6倍に増えたそうだ。それに伴い、コンセントや壁を伝っている配線も6倍になったと考えていい。オール電化という言葉が当たり前になるほど、生活が電気で成り立っているのだ。その負荷は当然、昔の6倍になったといえよう。その負荷が大きくなったことで体感する人が増え、体調に異変をもたらすことになったと言えるのではないだろうか。電気をアースすると良くいうが、アースとは地球や大地を意味する。電磁波とは、地球との触れ合いが困難な時代が生んだ落とし子かもしれない。