
日本の立て直しは
2025年6月3日
今から十六年前、安部、福田内閣を経て低迷する支持率を挽回すべく、総理に就任した麻生氏は、その直後にリーマンショックという世界的金融危機に直面したため、大きな景気対策を次々と打ち出しました。ちょうどそのころ、当店は北区の黒川からこちらへ移転した時で、まだ重厚感あったナゴヤキャッスルも大きなシンボルでしたが、そこへ納めている業者の方が、トヨタが予算を3割カットしたため仕事がなくなったと、ぼやいていたのを思い出します。
政策の中では今でも覚えているのが高速道路無償化でしたが、ただお金をばらまくだけの古い体質の政治をやってることにうんざりした覚えがあります。党内でも麻生おろしの声が高まる中、衆議院解散総選挙で300議席から119議席に激減する惨敗を喫して野党に転じたのでした。その前の政権交代が十五年前の1993年8月の細川連立政権ですから、15~6年というのは大きく物事が変わる節目の年なのかもしれません。
さて、いよいよ7月に参議院選挙が行われます。日本が大きく変われるきっかけとなる大事な選挙です。今回の自民、公明の大敗は目に見えていますが、これだけ政治を混迷にした責任は、野党にも多分にあります。政治家が政治をやらずに、票読みするだけの無責任な人間ばかりが政治をおもちゃにしてきたからではないでしょうか。今回の選挙は、既存の政治家ではない方に委ねたいと思います。今月のお便りにチラシを同封いたしましたが、このような無所属の方々が、どんどん立ち上がって既存の政治家と交代し、新しい風を国会に入れるべきだと思います。議会が無風で進むこと自体が、すでにもたれあっている証拠ではないでしょうか。兵庫県を見てください。斉藤知事が再選されたことで、今でも混乱は続いています。しかし、反対に回った県議会議員のその後の動向や、百条委員会の偏った報告書などが赤裸々にネットで公開されていますし、読売テレビが「斎藤知事とメディア重い代償」当事者の証言や内部記録を徹底検証(※ユーチューブで見れます)で双方の公平な情報を流すという、マスコミとしてようやく正しいあり方をしかも最王手がはじめて取り上げたのです。これによって斉藤兵庫県知事に対しての見方が大きく変わることになるでしょう。そしてその出直し知事選に一躍買ったNHK党の立花氏も兵庫県選挙区から立候補を表明しているので、一層面白い展開になると期待します。
既存の政治家の企業や支援者とのもたれあいでは、一歩も先に進むことはできないところまで来てるのでしょう。あれだけ裏金で騒がれてまだ企業献金についてもやめられない政治家に何ができるでしょうか。アメリカのトランプ大統領が大ナタを振るって改革を進めていますが、もともと不動産王として大成功を収めた実業家で、政治に対するしがらみがないのも大きいと思います。そして何より、イーロン・マスクや前民主党のロバート・ケネディージュニアなど、党派を超えて、人材を採用しています。これこそ真の政治ではないでしょうか?一方我が国は、最近の選挙では与野党相乗りが当たり前になっています。岐阜県や千葉県の知4月の秋田知事選では与野党相乗り候補が破れました。この相乗り現象が見られるのも、端からもたれあい体質だということを公示しているようなものです。政治信条もへったくりもありません。そんな既成政党の何もやらなかった政治家には退場していただく参院選挙になってほしいと思っています。
占星術では冥王星が昨年十一月二十日ごろには完全に水瓶座に移動して、本格的な風の時代が到来したそうです。風の時代は、ものを持つことではなく、不要なものを持たないことが重視されるため、抱えていた不要なものを手放すタイミングだそうです。住む場所も、ひとつの場所にとらわれないという価値観が重視されます。物質が重視された土の時代では、お金を稼ぎ貯めることに価値が見出されていましたが、風の時代では、お金をどのように使うのかが重視されるようになるそうです。しっかりとした信念をもって、乗り越えていく時代と言えます。