葉っぱ 量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」

2019年8月1日

 先月行われた参議院選挙でれいわ新選組が躍進しましたね。小沢一郎氏と決別してまだ半年も経たない短期間で9人を擁立し、2議席を獲得して国政政党になったわけですから、山本太郎という人物が国会で追求してきたこと、政治家として活動してきたことを多くの国民が認めたということでしょう。そうでなければ党全体で228万票、自身、当選者を含めた比例区の全候補者の中で最多の約100万票を得ることなどできないでしょう。原発のことも、先に立って追求した人物です。いよいよ本当の政治を行う政治家が現れる土台が作られたのだと思います。これからの活躍が楽しみです。

 毎朝の日課にしていた読書。それがつい最近まで、読む心のゆとりがありませんでした。ところが、ふと目に入った題名に惹かれて取り寄せた一冊の本、『量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」』は、自分の気持ちを楽にしてくれました。私達の世界は、目に見える世界。マクロな世界です。目で見える世界だけを追求した科学や医学などの飛躍ぶりは、数千年以上の人類史において、ここ100年足らずなものであるのに、ここに来てますますその信者は膨れ上がっているように思います。しかしまだ発見されてないような世界、不可解な現象というものもあっておかしくないのではないでしょうか。そんな思いをこの本が解き明かしてくれました。
 この世にあるどんなものでも、焦点を当ててどんどんズームしてミクロな世界を垣間見るとき、原子と軌道を回る電子になるそうです。そしてその電子は粒子性と波動性の働きを持っていて、見る人の意思によって動きが変化するというのです。マクロな世界で私達が考える相対性な世界は、ミクロな世界では立証できないことを、量子論によってすでに科学的に立証されていたのです。そのことが何を意味するのでしょうか。私達を取り巻く世界は、人間だけではなく、そのすべてに宇宙の意思を持って存在しているということです。そして日本の神話は、はるか昔からそのことを伝えていたことになります。自然と共に生きてきたことを、八百万の神々と言う言葉に託したのではないでしょうか。すべてのものに宇宙の意志が働いている。その宇宙を神と表現したのでしょう。
 新約聖書の聖句「イエス答えて言い給う。神を信ぜよ。誠汝らに告ぐ、人もし此の山「移りて海に入れ」と言うとも、その言うところ必ずなるべしと信じて、心に疑わずば、その如くなるべし、この故に汝らに次ぐ、全て祈りて願うことは、すでに得たりと信ぜよ、しからば得べし」祈りは願いを実現することが、すでに二千年も前にバイブルで説かれていたのです。
 目に見えないからこそ、感じる能力があります。その直感とも言うべき感覚が、この世とあの世との境界線ではないでしょうか。全国各地で行われているお盆の行事。それこそ死を超越した風習ではないでしょうか。今はいない愛するものは、見えないだけできっと近くで見守ってくれていると、
この本が伝えくれているように感じました。

誰も見ていない月は存在しない
   月は人が見たときはじめて存在する

参考著書:量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」岸根拓郎著 PHP出版