葉っぱ 正しく恐れる

2024年1月15日

 先月、当店で主催させていただいた井上正康先生の講演会に、多数ご参加いただきましてありがとうございました。滅多なことでは来ていただけない先生に、お店までお越しいただいたことに感謝申し上げるとともに、関わってくださった方々にもこの場を借りて御礼申し上げます。
 井上先生のことは、コロナ禍で出版された『本当はこわくない新型コロナウイルス』を読んだことで、人となりが分かって、ユーチューブ等も拝見していました。まさにコロナ渦中出版のこの本は、「正しく恐れる」ことの大切さを教えていただいたと思います。火中の栗を拾うといいますが、なか
なか渦中で物をいうことは、周りの雑音も気になるでしょうし、なかなかできないことです。あえてその期を選んで出版された本でしたから、先生の気概が感じられました。どれほど読まれた方が安心したことでしょうか。そんな先生のお話しされているユーチューブでの配信も、どんどん消されていったりしたことで、真実を語ることの大変さも痛感しました。
 一方、民放を始めとしてメディアに出演する専門家という名のコメンデーターは、公の電波を使って、根拠のないことを言ったり、人を不安に陥れることしか言ってませんでした。今になってはじめて、コロナウイルスとは一体何だったのか?。ワクチンは果たして効いたのか?。あれだけワクチンを
打て打てと騒いだ国会議員が、殆ど打ってなかったこともわかってきて、この3年余、外出の自粛や、移動の制限までして、一体あれは何だったのか、時間をかけてしっかりと検証する必要があるでしょう。
 湾岸戦争が起こったときもそうでした。突然、軍事評論家が出てきて、イラクを悪と決めつけ、毎日のように、戦争を煽るような番組ばかりがやっていた記憶があります。何年も続いた戦争で、結局イラクに大量破壊兵器は見つかりませんでした。たくさんの血が流された戦争だったにもかかわらず、その後、英国もアメリカもあれは間違った戦争だったとしています。当時はインターネットも普及していない時代でしたから、正しい情報を得ることが困難だったにせよ、日本も110億ドルをアメリカをはじめとする多国籍軍に経済支援をしたわけですから、当時の小泉内閣は、その結果について、きちんと国民に説明するべきだったでしょう。そんなことさえ関心にならない国なんです。
 「正しく恐れる」この言葉は,物理学者で随筆家である寺田寅彦氏の「ものをこわがらな過ぎたり,こわがり過ぎたりするのはやさしいが,正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた.」(「小爆発二件」『寺田寅彦随筆集 第五巻』岩波文庫)から引用された言葉のようです。
浅間山の噴火を知って現地に行った寺田氏が,浅間山のふもとで山から下りてきた学生と駅員の会話から、「爆発しても平気でのぼって行った登山客」や「『大丈夫ですよ』と請け合ったように言う学生」その場で状況を正しく評価して判断することの重要性を説いたものでした。
 コロナがパンデミックとなり、世界中がパニックになる中、本当の情報を得ることは大変難しいことです。井上先生のような医師であり、世界的な研究者でもある専門家は、メディアに取り上げることはありません。湾岸戦争や、今のイスラエルの戦争が、軍需産業が国を巻き込んだ軍産複合体が行っ
ているといわれています。それと同じで、製薬会社が国を飲み込んだ、医産複合体がワクチン製造や医薬をコントロールしています。今後も新しいワクチンが次々と製造されるでしょうから、未知のウイルスに対しても、「正しく恐れる」ことを心掛けて皆様と情報を共有したいと思っています。
 免疫学の権威だった安保徹先生も、私達自身が持つ自然治癒力が病気を治すのですから、免疫力を高めれば、薬はいらないと言っています。もっと私達は、自分自身の自己免疫力を信じたほうがいいと思います。そのために、良い食材、食品、そして運動を心掛け、今年をより良い年にしていきましょう。

 十干十二支では「甲辰」。「物事が目に見える形で大きく変化し、生まれ変わっていく時代。良くも悪くも驚くような変化が起こりやすく、私たちの生活も大きく揺れ動いていくでしょう。その変化を良いものにできるかどうかは、私たち次第です。“あの人がこうしているから私もそうする”ではなく、“自分はどうしたいか”をしっかりと意思表示をすることが大切です。」
(家庭画報・comより)