葉っぱ 過ぎたるは・・

2023年4月6日

 過ぎたるは猶及ばざるが如しという言葉があります。行き過ぎたことややり過ぎたことはやり足りないのと同じで、正しい道には適っていない。物事の中庸を尊ぶべきであるという意味ですが、この中庸ほど難しいものはないですね。食べ過ぎ、飲み過ぎ、サプリメントなど偏った栄養の摂り過ぎ、甘いものの摂り過ぎ、仕事のし過ぎ、期待し過ぎ、注意し過ぎ、などなど、日ごろの言葉を並べていくと、キリがありません。しかしこれを見過ごしてしまうと、いつか病気や怪我、人間関係のトラブルなどの原因にもなりかねません。過ぎることは、足りないことより要注意のようです。
 昨年の今ごろのこと、右腕が痺れて力が入らないことがありました。それをスタッフに漏らしたところ、パソコンをするときの姿勢ではないですか?と言われました。そういえば机の位置からパソコンの作業をするときに、どうしても右腕を体の中心より前に出して作業をするため、長時間していると右腕が疲れてきます。なるほどと思って、早速パソコンの位置を変え、マウスの台座も購入して、無理のない姿勢で使えるようにしたところ、それから痺れがだんだんなくなって、いつの間にかなんともなくなりました。こんな些細なことでも、そのままの状態で仕事をしていたらどうなったかと思うと怖くなります。でも、そんな日常の何気ない癖というのは少なからずだれでも持っているものではないでしょうか。
 成人病という言葉は、30年ほど前から「生活習慣病」に改称されました。生活習慣の些細なことの繰り返しによって、いずれ大きな病気を引き起こすため、成人であっても、そうでなくても発症するというのが改称理由でしたが、まさに日常の何気ない生活習慣に問題は潜んでいるいうことです。
 毎年、冬の1~2月に必ず右手の薬指と親指の先がパクっとひび割れて痛くなります。空気の乾燥と、なぜ右手だけかというと、レジやパソコンのタイピングで、どうしても癖で同じ指を使ってしまうからです。しかし今年もすでに4月になりました。そして一度もひび割れであの痛みに悩まされることがありませんでした。洗濯や家事まですることになった4年前から、そのひび割れはその時期ひどくなる一方だったのですが、今年はそれが全くないのです。しかも指先は十分潤っていて不思議なくらいでした。それを食生活の観点から回想してみたところ、料理に入れる具材と調味料で、昨年から意識
して入れているものがありました。母が亡くなって以来、野菜をたっぷり入れた鍋を作って、それを継ぎ足しては夕飯にあてています。暑い日に鍋を冷蔵庫にしまい忘れて腐らせたことも何度かありましたが、その鍋に昨年からターメリックとキャベツを意識して入れるようにしたのです。ターメリックは強い抗酸化性・抗炎症性があることで知られていますが、これを入れたことで、夏場も具材を痛めることなく過ぎました。キャベツは、下半分を鍋に、上部を野菜ジュースに使っています。鍋にこれを入れると、コンソメのような甘みがでますから、出汁など足す必要がありません。しかも、野菜ジュースに絞ると甘みはさらに強いため、リンゴを一回に半分使ってたのが1/4で十分です。この食材の効果によって皮膚の潤いにつながった可能性が高い気がします。

下図は、アメリカの国立がん研究所のがん予防が高い食品を示すデータ「デザイナーフーズ・ピラミッド」です。偶然にも「アブラナ科のキャベツ」「ショウガ科のショウガ」が上位でした。ターメリックはショウガ科です。
がん予防効率の高い2種を加えたことで、変化が生まれたのかもしれません。
しかし、これも過ぎないように、体を観察していきたいです。

参考資料 https://yuhobika.net/yuhobikaweb/cabbage-spice/
【キャベツとスパイス】は生活習慣病の予防やダイエットに最強の組み合わせ