葉っぱ おすすめしたい本

2023年1月4日

 最近、お客様との会話で、ふと思い出したのが、子供の頃の風景でした。名古屋市緑区にあった社宅住んでいたころですから今から50年ほど前のです。周りは田んぼが広がっていて、その田んぼに入って生き物を見つけたり、泥まみれになって友達と遊んでました。少し離れたところには、小高い森があ
って、探検と言っては仲間と心細くなりながらも足を踏み入れたこともありました。その頃は野良犬が多かったのでしょう。あまり人がいないところに行くと、噛まれるといって脅された記憶まで残ってます。たった50年前の記憶ですが、自然は身近にあって、子供の遊び場は至るところにあったのです。時間を戻して今、周りを見渡しても、そんな風景に出会える場所は、限られたところとなってしまいました。便利さを追求するあまり、道路は無尽蔵に作られ、コンビニや、ドラッグストア、ホームセンターが立ち並び、どこへ行っても同じような風景ばかりです。昔よりも豊かになったはずなのに、どうして同じものばかりが目につくのでしょうか。それでも飽き足らず、地中を掘り返して名古屋東京間を40分で走らせると躍起になっていますが、こういった経済本位の話題ばかりでうんざりします。
 思えば2011年3月11日、東日本で起こった大惨事を垣間見て、何かしなければ、自分に何ができるだろうかと、自身に問いながら見つけたのが米作りで、その翌年からはじめて10年になりました。食べ物に困る時代が来るからやり始めた訳ではないのです。あの大惨事をきっかけにして、こ
の大地にお返ししなければならないという思いが生まれたのです。廃棄される野菜なども土に混ぜて肥料にして庭にまいてます。一昔前は、どこの家庭も当たり前にしていたことです。どうしてこんなことすら当たり前に出来なくなってしまったのでしょう。たくさんの物に囲まれて、自然から私達が遠のいたからではないでしょうか。野生動物は、荒らされた山から人里に降りてきます。分断された道路によって、彼らの食べ物すらなくなってるのです。一体、どこまでやれば気が済むのでしょうか。
 そしていよいよ私達人間にもその影響が及びはじめました。海からも山からも、その恵みは、年々失われてます。食料難というニュースが世界規模で叫ばれるようになりました。
 おすすめしたい本、アナスタシアは、私達人類の行き着く先を丁寧な言葉で解説し、しかもその解決策までを示してくれている、私自身過去を振り返っても一番心に残る書籍です。日本語訳は全8巻。すべて店でも取り扱うことにしました。
 アナスタシアはシベリアのタイガの森奥深くに住み、現存する覚者です。1968年シベリア生まれで、26歳の時にシリーズの著者であるウラジーミル・メグレ氏に会っています。彼が仕事でシベリアに行ったときに、偶然出会った女性アナスタシアとタイガの森で3日間共に過ごした記録を、自費出版で世に出したものです。シリーズ累計発行部数が1100万部を超え、世界25ヶ国(2011年時点)で読まれているというのですから、彼女が発する言葉一つ一つがいかに人々に影響を与えているかが、読んでいただければ分かると思います。
「奇跡のりんご」でお馴染みの「木村秋則」さんもアナスタシアが語っている農法に注目されているそうです。今年は、私もその農法で農作物にチャレンジしたいと思います。

「撒く前の種をいくつか口に入れ、舌の下に少なくとも九分はおいておく。次に、それを口から出して、両手のひらに包んで約三十秒間もったまま、その種を植える地面の上に裸足で立つ。両手のひらをそのまま開いて、そこにある種をゆっくりと注意しながら口のところにもっていき、種に向かって肺から息をそっと吹きかける。あなたの息で温められたその小さな種は、あなたの体の中にあるものすべ
てを知る。・・・(アナスタシア一巻から)」