
夏土用に
2025年8月1日
3か月あたりに1度、必ず高熱が出る父親の症状は、冷えが原因で起こっていたのかもしれないと感じていたので、暑くなるこれからの時期は、そういうこともなくなるかもしれないと気を許していた矢先の先月の中ごろ、デイサービスに迎えに行くと、座っていた場所から立つこともできず、一人ぶつぶつつぶやいています。これは熱の症状だと思いました。ちょうと座っていた父の場所にエアコンの風が直撃していました。26度設定にしていると言ってましたが、動かない人にとっては、結構体が冷える温度です。車いすを借りて車に運び込みました。自宅に連れて帰って、その日は妹がたまたま見舞いに来てくれていたので、二人で抱きかかえて寝室へと運びました。体温を測ると39度。服を脱がして着替えさせて、里芋と生姜シップをそれぞれ幹部に貼って寝させました。過去のこのような経験で慣れっこになってたこともあって2~3日寝れば治ると高を括っていました。翌日はほぼ平熱に戻っていましたが、大事をとって自宅療養しました。そしてその次の日には平熱以下に下がっていたのでもう大丈夫と思って、デイサービスに送り出したのですが、帰りの送迎の車から降りてくる姿が、また、歩行困難な状態になっていました。夕方まで元気にしてたのですが、夕飯もあまり食べず、動きが緩慢になったため、体温を測ってみると38度だったとのこと。すでに治ったと思っていた私は、戸惑いながらも、
手が冷たいことに疑問を感じて寝床で休ませる際に、エアコンを止めてみることにしました。
今年は7月初めから、梅雨の湿気と蒸し暑さで毎晩エアコンが欠かせませんでした。それでも設定温度は28~30度で3時間で切れるように設定していました。外の風を入れて、ゼンケンの扇風機を風量3にしておくと意外に暑くない。2階の西日が当たる私の部屋も、しばらく冷房をつけて寝るころには同じように扇風機だけにしてみました。寝苦しくて何回か起きましたが、時計の針が12時を超えるころには、涼しい風が入ってきて朝起きた時に体が軽い感じがしました。
一方、父の方もトイレの回数も少なくなり、休めている感じがしました。それでもその翌日の体温は、37度を上回っていました。そんな状態が結局一週間近く続いたため。デイサービスの方からも、医師の診断によって受けるか決めるということを言われたため、最寄りの病院を一つ一つ探しました。それというのも、コロナ以来、ほとんどの病院は、発熱がある場合は予約制になっていて、患者と親
身に向き合うというところはめっきり減ってる気がします。みんな調子が悪いから病院で診てもらいたいのに、それがほとんどの病院は、予約制で当日診てもらえるところを探すが大変なのではないでしょうか。それで大きな病院に外来で朝から並ぶなどするのですが、数時間待たされてる患者はたまったもんじゃないです。良くなるどころか、免疫力が落ちてるんですから周りの患者さんのウイルスや病原菌でさらに調子悪くなっちゃう可能性もある。そんなことで以前から、そういう垣根のない病院を見つけたいと思っていました。一軒一軒ホームページを隈なく探して、そうしたらここだというところを見つけました。早速時間外かなと思いながら電話をしてみると、後でわかったのですが、院長先生自ら出て
くださって、病状を話したところ、血液検査の状況で判断できるのでどうぞ来てくださいということでした。午後の診断は4時からということで、その時間に行ったらもうすでに何人もの方が、診察を待っていました。保険証をみせて事情を話すと、すぐ別室のベットの並んだ部屋に連れていってくださり、そこで終始横になりながら問診をして、血液を採取、その結果をもって院長先生がいらっしゃり、コロナの疑いもありますが、時間も経って治る方向なので、検査も必要ないでしょうということ。そして白血球の数値が高いのと、肺炎の疑いがあるのでレントゲンをとり、その結果、抗生物質と咳止めだけを処方していただき、これ以外至って問題ないというこでした。かかった時間は、一時間くらいですが、
本人はほとんどベッドに横たわっていましたから、帰りも元気そうにしていました。
思えば夏土用から始まった発熱。並行して、私も喉が痛くなりましたが、夕食抜き4日で、体調良好に。これだけ暑い日が続いてるわけですから、普段以上に内蔵を休ませなさいというメッセージだったのだと、旧暦の暦(土用期間)が語っていました。