抜け毛に効果?
2019年7月1日
今年で七年目となるお米づくりは、これまでで一番順調にきています。いろいろな要因があると思いますが、代掻きが思いのほか上手にできたため、水深にむらがなく一面に山からの水が行き渡って、雑草を抑えることができていることと、田植えにご参加いただいた方々が大変上手に苗を植えてくださったので、雑草が抜きやすいことが大きいと思います。そして、今年ははじめて種籾から発芽させました。育苗は友人に助けていただきましたが、ここまでの難しい工程をできたことは、貴重な体験になりました。伊勢神宮の御神田から分けていただいたイセヒカリの種籾です。秋の実りまで見守って、今年もカフェのランチでご提供できるようにしたいと思っています。
以前にも、一度触れたことがあるのが私の抜け毛問題。秋に抜けやすいとはよく聞くのですが、私の場合は、ここ十年ほど暑くなり始める五月後半から六月ごろから洗髪すると異常に抜けます。側溝に毛がコンモリ溜まるときもあって、毎年のようにそろそろ丸坊主かと覚悟するほどです。ところが秋の気配がしてくると、抜け毛の量が減り、次第に持ち直すということの繰り返しをしています。
今年は、嬉しいことにその傾向にストップがかかりました。その大きな理由が二つあります。一つは、シルクの化粧品を取り扱い始めたため、重曹からそのシャンプーとヘアーエッセンスを4月から使い始めました。一度使ってもらえば、地肌に良い感じがすることが分かると思います。約2ヶ月になりますが、髪にコシが出てきました。湿度が高くなるこの時期は、髪の毛がベタつき感があるのですが、それもありません。
もう一つの理由をあげると、中国の民間療法「かっさ」を毎月してもらっています。当店のスタッフ大村さんが、その資格を持っているため、体験させてもらったのですが、やってもらうと頭がスッキリします。それこそ今まででしたら、毛が抜けるのが心配で、やらなかったと思います。
聞き慣れない「かっさ」とは、一体どんな効果があるのかを聞いてみました。
「刮痧(かっさ)療法」=その療法「刮(かつ)」は削る・さするという意味で、「痧(さ)」は汚血(おけつ)という滞っている血液のことを指します。専用の棒やヘラを使って皮膚の経絡や反射区を擦って刺激することで、毛細血管に圧を加えて血液の毒を肌表面に押し出し、経絡の流れを良くするというもの。全身を巡っている経絡を刺激し、気、血、水の流れを整えます。いわば東洋医学的なデトックスだそうです。
そんなわけで、地肌に刺激を与えるためか、さらに髪にコシが出た気がします。亡くなる前に、母の頭が石のように硬かったので毎日マッサージをしました。いろいろなことを一人で抱えていたのかと思うと切なくなりましたが、血の巡りが悪くなると、体はどんな場所も固くなります。頭って意外
に気が付かない場所なのかもしれません。この二つの効果がテキメンなのか、7月の声が聞こえるこの頃でも、洗髪の抜け毛はほとんどありませんし、寝具にもほとんどついていません。
さて、これから本格的な夏を迎えます。肉体的にも精神的にも厳しい季節ですが、頭皮の様子に更なる変化がありましたら、ご案内させていただきます。
皆様もこの時期、土用も控えております。くれぐれも無理なされぬようお体ご自愛ください。