ヘルシングあい便り

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九星氣学を学んで2019.09.01

 九星気学と言うと、毎年朝刊に入ってくる高島暦。易学は、今から六千五百年程前の中国で太昊伏犠によって八卦が出来、文王・周公により易経として体系確立し、孔子により王経として大成されたそうです。そして気学の説明には、「人は、誕生した瞬間から、地球の大気に包まれ成長してまいります。その後、太陽・月・地球等、宇宙との関わり合いの中で、影響を受け、生活してまいりました。この天と地の間で生活をしている人間の運命との相関・組み合わせを体系化し、確立したものが「九星気学」」とありました。
 これまでお金を出して学ぶ機会が何回とありましたが、たまたま参加した年が八白土星が中央に来る八方塞がりの年回りだったり、恵方や暗剣殺などの方位ばかりに気を取られたりで、や
めてしまいました。
 今回、ニューヨークからお越しいただいた野田先生とは、東京での食事会でご一緒させていただいたことがあり、その時の九星氣学についてのお話しがとても魅力的だったので、今回お越しいただくことになりました。
 野田先生曰く、「日本での九星氣学の位置付けは一般的に、占い、方位学と捉えられていますが、私が九星氣学を学んだのはマクロビオティックを通してなので統計学的に陰陽五行をベースに宇宙の動きを学び、そのサイクルに反映して人間である私たちがどのように反応して動いて
いるか、統計的に九つの性質や気質に細分化し、それぞれの性質を深く知ることなんです。そして、あくまでもこれは道具の一つであり、指針となる良いものですが、この道具に私たちが動かされることはありません。どのように人生を楽しく生きたいのかはそれぞれ皆さんの自由な選択にあると思います。」
 このようなお話しから分かる通り、たいへん腑に落ちる話しばかりで、前半、後半二時間の計四時間が、とても短く感じられました。合点がいったことが沢山ありましたので、特に心に残った内容をご案内したいと思います。
まず、易という漢字の成り立ちです。これが「日」「月」を上下にした合字で、陰陽であり、人間は『太陽=陽』と『月=太陰』の光の影響を受け、それを頼りに処世してゆくという意味です。
そして氣学の氣。昔は中に米を書いていました。そのお米の字が、八方を示すということです。お米を中心とした食文化を続けてきた民族だからこそ、この九星氣学は、私達に知らない間に身近になっていたのかもしれません。
 お米の田植えは四月頃。そのため、私達の生活リズムは、新年度が四月に始まりますね。面白いことに欧米は小麦の文化。小麦を蒔くのは九月。だから新年度が九月。さらに付け加えると、お米離れで、パン食傾向にある我が国は、新年度を九月にする案さえ出されているそうです。
 この見事なシンメトリーは、人々が食とともに生活リズムが形成されることを物語るのに十分ではないかと思います。
 野田先生の九星氣学講座は来年の二月に当店にお越しいただく予定です。

量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」2019.08.01

 先月行われた参議院選挙でれいわ新選組が躍進しましたね。小沢一郎氏と決別してまだ半年も経たない短期間で9人を擁立し、2議席を獲得して国政政党になったわけですから、山本太郎という人物が国会で追求してきたこと、政治家として活動してきたことを多くの国民が認めたということでしょう。そうでなければ党全体で228万票、自身、当選者を含めた比例区の全候補者の中で最多の約100万票を得ることなどできないでしょう。原発のことも、先に立って追求した人物です。いよいよ本当の政治を行う政治家が現れる土台が作られたのだと思います。これからの活躍が楽しみです。

 毎朝の日課にしていた読書。それがつい最近まで、読む心のゆとりがありませんでした。ところが、ふと目に入った題名に惹かれて取り寄せた一冊の本、『量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」』は、自分の気持ちを楽にしてくれました。私達の世界は、目に見える世界。マクロな世界です。目で見える世界だけを追求した科学や医学などの飛躍ぶりは、数千年以上の人類史において、ここ100年足らずなものであるのに、ここに来てますますその信者は膨れ上がっているように思います。しかしまだ発見されてないような世界、不可解な現象というものもあっておかしくないのではないでしょうか。そんな思いをこの本が解き明かしてくれました。
 この世にあるどんなものでも、焦点を当ててどんどんズームしてミクロな世界を垣間見るとき、原子と軌道を回る電子になるそうです。そしてその電子は粒子性と波動性の働きを持っていて、見る人の意思によって動きが変化するというのです。マクロな世界で私達が考える相対性な世界は、ミクロな世界では立証できないことを、量子論によってすでに科学的に立証されていたのです。そのことが何を意味するのでしょうか。私達を取り巻く世界は、人間だけではなく、そのすべてに宇宙の意思を持って存在しているということです。そして日本の神話は、はるか昔からそのことを伝えていたことになります。自然と共に生きてきたことを、八百万の神々と言う言葉に託したのではないでしょうか。すべてのものに宇宙の意志が働いている。その宇宙を神と表現したのでしょう。
 新約聖書の聖句「イエス答えて言い給う。神を信ぜよ。誠汝らに告ぐ、人もし此の山「移りて海に入れ」と言うとも、その言うところ必ずなるべしと信じて、心に疑わずば、その如くなるべし、この故に汝らに次ぐ、全て祈りて願うことは、すでに得たりと信ぜよ、しからば得べし」祈りは願いを実現することが、すでに二千年も前にバイブルで説かれていたのです。
 目に見えないからこそ、感じる能力があります。その直感とも言うべき感覚が、この世とあの世との境界線ではないでしょうか。全国各地で行われているお盆の行事。それこそ死を超越した風習ではないでしょうか。今はいない愛するものは、見えないだけできっと近くで見守ってくれていると、
この本が伝えくれているように感じました。

誰も見ていない月は存在しない
   月は人が見たときはじめて存在する

参考著書:量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」岸根拓郎著 PHP出版

抜け毛に効果?2019.07.01

 今年で七年目となるお米づくりは、これまでで一番順調にきています。いろいろな要因があると思いますが、代掻きが思いのほか上手にできたため、水深にむらがなく一面に山からの水が行き渡って、雑草を抑えることができていることと、田植えにご参加いただいた方々が大変上手に苗を植えてくださったので、雑草が抜きやすいことが大きいと思います。そして、今年ははじめて種籾から発芽させました。育苗は友人に助けていただきましたが、ここまでの難しい工程をできたことは、貴重な体験になりました。伊勢神宮の御神田から分けていただいたイセヒカリの種籾です。秋の実りまで見守って、今年もカフェのランチでご提供できるようにしたいと思っています。

 以前にも、一度触れたことがあるのが私の抜け毛問題。秋に抜けやすいとはよく聞くのですが、私の場合は、ここ十年ほど暑くなり始める五月後半から六月ごろから洗髪すると異常に抜けます。側溝に毛がコンモリ溜まるときもあって、毎年のようにそろそろ丸坊主かと覚悟するほどです。ところが秋の気配がしてくると、抜け毛の量が減り、次第に持ち直すということの繰り返しをしています。
 今年は、嬉しいことにその傾向にストップがかかりました。その大きな理由が二つあります。一つは、シルクの化粧品を取り扱い始めたため、重曹からそのシャンプーとヘアーエッセンスを4月から使い始めました。一度使ってもらえば、地肌に良い感じがすることが分かると思います。約2ヶ月になりますが、髪にコシが出てきました。湿度が高くなるこの時期は、髪の毛がベタつき感があるのですが、それもありません。
 もう一つの理由をあげると、中国の民間療法「かっさ」を毎月してもらっています。当店のスタッフ大村さんが、その資格を持っているため、体験させてもらったのですが、やってもらうと頭がスッキリします。それこそ今まででしたら、毛が抜けるのが心配で、やらなかったと思います。
 聞き慣れない「かっさ」とは、一体どんな効果があるのかを聞いてみました。
「刮痧(かっさ)療法」=その療法「刮(かつ)」は削る・さするという意味で、「痧(さ)」は汚血(おけつ)という滞っている血液のことを指します。専用の棒やヘラを使って皮膚の経絡や反射区を擦って刺激することで、毛細血管に圧を加えて血液の毒を肌表面に押し出し、経絡の流れを良くするというもの。全身を巡っている経絡を刺激し、気、血、水の流れを整えます。いわば東洋医学的なデトックスだそうです。
 そんなわけで、地肌に刺激を与えるためか、さらに髪にコシが出た気がします。亡くなる前に、母の頭が石のように硬かったので毎日マッサージをしました。いろいろなことを一人で抱えていたのかと思うと切なくなりましたが、血の巡りが悪くなると、体はどんな場所も固くなります。頭って意外
に気が付かない場所なのかもしれません。この二つの効果がテキメンなのか、7月の声が聞こえるこの頃でも、洗髪の抜け毛はほとんどありませんし、寝具にもほとんどついていません。
 さて、これから本格的な夏を迎えます。肉体的にも精神的にも厳しい季節ですが、頭皮の様子に更なる変化がありましたら、ご案内させていただきます。
 皆様もこの時期、土用も控えております。くれぐれも無理なされぬようお体ご自愛ください。

母を看取る 22019.06.01

 先月は、たくさんの方からお悔やみのお言葉や、お心遣いをいただきまして、ありがとうございました。四十九日を無事終えることができて、ようやく落ち着いてまいりました。その間、様々なことがありましたが、身近な人達に支えられたのはもちろんのこと、知っておいて良かったというお話しや書籍などに触れていたことも、救いになった気がしています。
 死をテーマに、20年ほど前の講演会でお話しされたカール・ベッカーさんという方がいます。縁あって一昨年、再びお話しを伺える機会がありました。死に対する心構えという、普段触れられそうで触れられない事柄を、正面から見据えた内容が心に響いたのですが、実際に大切な人を失って、いかに人は人に支えられて生きているのだということを痛感しました。
 父は八十三歳で妻を亡くしたのですが、母が亡くなってからしばらくは、心ここにあらずでしたので、一人にしておけず、今でも店に一緒に来て仕事を手伝ってもらっています。2ヶ月ほど経った今では、顔つきも代わって来て、ようやく母の死を消化し始めた気がしています。
 これ以降は、以前にもご紹介しましたが、カール・ベッカーさんのお話しの内容をご紹介します。
 「西洋東洋を問わず、大事な人に死なれてしまうと、1、2年も経たないうちに、事故や、病気、精神異常や最悪の場合は鬱や自殺などの確率が高くなります。そこで、ある病院で本人患者自身が長くないとわかった時点で、毎月のようにパーティーを行います。そのパーティーに、どうせ死ぬんだから何を飲もうが食べようが自由で、持ち寄せの物を飲んだり食べたりして、一緒に泣いたり笑ったり黙り込んだり握手したりして、そして本人がいなくなってからも、同じ仲間や家族を呼び寄せて、毎月数回ほどその儀式を続けます。そうした場合にそれら発症例が激減したのです。しかしこの知恵も日本人は昔から持ち合わせてます。それが初七日や四十九日、初盆、一周忌など定期的に親戚や友人などを集めて行うことです。」
 アメリカ人でありながら、日本の文化を深く、そして優しく紐解き、この風土で生きていく生き方の智恵を教えられた気がします。
 
 皆様から、裸療法や、こんにゃく湿布とビワ温灸の方法についてもお問い合わせいただきました。裸療法は、皮膚を空気にさらし、主として酸化作用ならびに尿酸の発散を促し、血液、リンパ液の浄化します。亡くなる日の朝も、裸療法を手伝いましたが、気持ちいいととても喜んでくれました。皮膚の弱い方、寝付きの悪い方には卓効があるのではないでしょうか。一日二回、日の出前と、日没後に行ってください。慢性病の方は、回数を増やしてもいいと思います。
 こんにゃく湿布とビワ温灸では、私は母に、ビワ葉を当てたこんにゃく湿布をしました。ビワの安息香酸には強力な鎮痛作用があり、モルヒネよりも強い効果があるとまで報告されています。こんにゃく湿布はそれをさらに高めるようです。以前、末期がんの方が来店されて、その方法で温灸をすると、実際にガンの痛みが消えますよと教えてくださったことがあります。天然の成分でモルヒネと同じ効果があるビワ温灸を、ぜひ心の片隅に留めておいてください。
 

母を看取る2019.05.01

 つい最近まで普段どおりだった母が、突如、食事が喉をうまく通らないと言い始めました。体の変調は、それから数日後、近所に歩いて買い物に行こうとしても、息苦しくなって戻って来たと不安そうな顔を見せました。掛かりつけのクリニックに行って検査をしてもらったところ、肺と心臓に水が溜まっていることが苦しい原因だったことが分かり、他に何点か数値が気になるので大きな病院で診てもらったほうが良いということでした、長寿医療研究センターへ診察に行ったのが三月十五日。CTと血液検査の結果、私だけが医師に呼ばれて、膵臓がんであることを告げられました。しかも肝臓にも転移していて、半分以上は機能していないということでした。本人への告知を任され、膵臓がんに効く確率四割の抗がん剤を勧められました。
 自宅に戻って、母にがんであること、抗がん剤が効く可能性が四割あること、それ以外の方法として、自然療法があることを伝えました。私自身はその時、抗がん剤はしてほしくないと思って話していましたから、知らず知らずに誘導していたのかもしれません。結果として、家族で母のサポートに全力で当たることになりました。この時のために自分はこの仕事をしてきたのだとも思いました。その翌日から、ガンの進行を抑えるために良いと思われることを行いました。それは、日の出前の裸療法、ビワ葉こんにゃく湿布、そしてビワの葉温灸、毛管運動や金魚運動。夜は、生姜湿布で体の毒素を表面に集め、それを里芋パスタ吸い取るイメージを伝えて四時間おきに湿布を交換しました。
 驚いたのが裸療法の効果でした。まだ肌寒かった時期でしたが、下着を脱いでは着ることを続けるうちに、日の出の薄明が美しく空を染めはじめ、その療法を終える頃には気持ちいいと言って、吐き気で寝付けないと言っていたのにぐっすりと一時間以上は寝ることができたことでした。体も軽そうなので期待をし始めた一週間後、看護のストレスの間の父と母の口論は身内でみる難しさも痛感しました。嘔吐により食欲が減退しているため、玄米クリームも次第に食べられなくなり、乳酸菌生成エキス入りの水は美味しく飲んでいましたが、一転、それを飲むと吐くようになり、温かい柿茶を与えたところ、美味しいと言って起き上がって飲んでいましたが、次第に嘔吐に血が交じるようになり、夜中の2時くらいが、寝ていることが辛いようで、体を起こしては身の置き場がないのを見ていると、何にもしてあげれない自分の非力さを痛感しました。
 四月一日に、裸療法をしようと体を起こそうとすると、だんだん負担が重くなってないか?今年のお米作りは大丈夫か?と、自分の体の心配より人のことを心配をしている母に、親の愛情の深さを感じました。
 その夜、酸味の強い匂いがする血の嘔吐に異常を感じると何が起きているのか不安の中、母の意識が朦朧とする中で、突然呼吸が乱れ、息を引き取りました。
全く普段と変わらない顔色で、あまりにもあっけない最期を目の当たりにして、本当にこれでよかったのかを毎日、自問自答し続けています。もっと早くわかっていて、同じことをしてあげてたらと思うと悔しくてなりません。
 寝込むまで自分流を貫いてきた母でした。洗濯すら寝込む一日前まで自分のやり方があると言ってやらせませんでした。それが、無理が効かなくなってからは、すべて一言、「おまかせ~」でした。なぜもっと早くと思うばかりです。西式健康法には、決して無理しないという大前提がありますが、病というのは、自分を追い込んでしまう性格も多分にあると思い知らせれた気がします。
 この経験が、今後皆さんに何かお役に立てることに繋がるよう勉強していきたいと思います。
そして、母の介護から葬儀までの間、お店をキリモリしてくださったスタッフの皆さんに心から感謝しています。

ご家庭の食品をチェックしましょう2019.04.01

農水省が行ったアメリカとカナダ産の小麦のグリホサート(除草剤)の残留検査で、なんと90%以上から検出されているということが明らかになっています。
グリホサートはモンサント社が開発した除草剤ラウンドアップの主成分で、さまざまな除草剤に使われており、この成分に耐性を持った遺伝子組み換え作物とセットで販売することで散布量が格段に増えています。グリホサートは、収穫前(プレハーベスト)農薬として、収穫の前に散布して実を一斉に乾燥させ一度に収穫しやすくさせる薬剤です。まさに効率重視で、生き物に対する配慮が全くありません。
 この方法での収穫を我が国で生産する小麦は禁じられていましたが、下記の通り大幅な基準緩和により、これから全国各地で、この農薬が散布される恐れがあります。さらに、「そば」に至っては、改定前の150倍!!です。
 ただでさえ重篤な症状を引き起こしやすいアレルギーとして注意が必要とされている食品です。ここに来て気が狂ったような経済優先の政治運営が目立ちます。
これ以上景気がよくなるなんて、本気で考えている人がどれくらいいるでしょうか。今でも十分、生活するのに事欠きません。その生活を破壊しているのは、行き過ぎた緩和政策で、どんどん手仕事が
奪われるからではないでしょうか。人命を軽んじたこのような政策に対し、身近な政治家にノーとはっきり意思表示をしましょう。彼らは私達の代弁者なのです。
そして、ご家庭の小麦製品を一度チェックしてみませんか。醤油などの調味料から、加工品まで恐ろしいくらい身近な食材であることに気が付きます。
まさに自分の身は自分で守る時代の真っ只中です。


農民運動全国連合会、資料より
グリホサートhp.jpg

内臓とこころ 22019.03.01

沖縄島東海岸の辺野古。 絶滅危惧種・ジュゴンの餌の海草(うみくさ)が広がり、最も重要な生息地の一つであり、高さ二十メートルの断崖をなすコブハマサンゴをはじめとしたサンゴ群落が密集している自然の宝庫。そんな貴重な資源が残る海を埋め立てて、米軍飛行場を移設する工事のため、大量の土砂が投入されている映像が流れているのを無念に思う人は少なくないはずです。
 沖縄の県民投票では7割を超える反対票が示されました。それに国はどう応えるのでしょうか。
 民主主義の根幹に迫るこの票の行方は、決して対岸の火事ではないはずです。メガソーラー、リニア、ダム建設などの工事が当然とばかりに進む中で、そこで暮らしている人たちの生活も脅かされています。経済効果という名ばかりな政策で、二度と復元できない豊かな自然環境や私達の住むところさえ奪われようとしてます。
 今や私達の住むこの国は、一昔前の技術大国から姿を変え、海外から年間三千万人ペースで推移している観光客を視野にして観光立国に突き進んでいます。そんな伸びしろのある産業を後押しするため、民泊などをはじめとした規制緩和も行われました。まだ多くの自然や古い町並みが残る日本に、多くの外国人の方に来ていただき、文化や人に触れていただくことはとても良いことだと思います。それを証拠に、上位に北海道や京都、沖縄など、その動きは地方に向かっています。
しかしその一方で、先に述べたような環境破壊が悠然と行われているのです。
 多くの観光客が訪れる北海道で、地震による甚大な被害がありました。つい最近も震度6を観測しています。頻発する自然災害は、道路やダム建設など、自然環境を破壊することに対する神からの警告ではないでしょうか。
 先々月のお便りでもご案内した三木成夫著の「内臓とこころ」から、人胎児の顔貌変化の図をご紹介します。
 受胎32~38日の頭部と手の変化です。これら4つの姿は、4億年かけて進化してきた生命の記憶だと著者は語ります。右上の図は、32日目、軟骨魚類として海を離れずに4億年生き抜いてきたラプカの姿。36日目の右下は陸上に上がった爬虫類の姿に。そして38日目には哺乳類の顔にと、
脈々と続いてきた生命の進化を見ることができると教えています。私達の祖先を辿っていくと、すべて数億年という生物発生当初まで遡ることができるということです。私達は自然の一部なのです。その大きな自然に支えられて生命が育ち、私達が存在していることを語りかけています。

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排せつ健康法2019.02.02

 先月末、愛知県がインフルエンザの最多記録の更新で騒がれる中、スタッフが突如二人風邪でダウン。それと同時に私も喉がいがらっぽくなり、頭はぼ~っとしてきたので、これはマズイと思って、早速アスミンをこまめに飲み、家に帰ってからは、悪寒がするため温冷浴をやめて、熱い温度の腰湯をしてすぐ床につきました。その後、頭の熱は出ませんでしたが、寝付きが悪く、体中でバリケードを破られるか破られないかの死闘が繰り広げられているという状況。熱っぽい部分に手を当てながら、応援を送り続けました。夜間目が覚めて喉に鈍い痛みがあったため、何年も継ぎ足ししているびわ種のエキスでうがいをして、そのエキスを患部に湿布して寝ました。
 翌朝、喉の痛みは昨夜より治まっていました。体は若干重く感じるくらいで、どうやら風邪菌とのバトルは、互角の勝負で、時折出る痛みや咳は、油断すればいつでも乗っ取られることを感じさせました。毎朝の青汁に加えて、菌にめっぽう強い臭い柿渋も飲みました。
 体の一部が思うようにならないと辛いですね。この時期、ちょっとした手荒れでも気になります。だから、寝込むような風邪やインフルエンザになろうものなら、早く何とかしてくれと思うのが、人情かもしれません。逆に言えば、私達のからだは、飲み過ぎようが食べ過ぎようが、夜更かししようが、体内恒常性(ホメオスターシス=環境が変化しても体の状態を一定に保とうとする生体的働きのこと)の働きによって、安定した状態を保ってくれています。暑くなったら、勝手に汗をかいて体温調整したり、寒いときは、勝手に鳥肌が立って体温を逃さないよう働いてくれます。こんなに高性能な機能をからだは、誰もが当たり前に持っているんですね。冷静に考えれば凄いことではないでしょうか。からだが勝手に判断して正常な状態(健康)に戻す反応をしてくれてるんですから。
 では、逆に頭の方はというと、からだが疲れていても、付き合いや飲み会優先、疲れをふっとばすのに焼き肉でも行くか?など、かえってからだに負担をかけることばかりを考えてはいないでしょうか。当たり前に備わっている素晴らしい機能だからこそ、それを過信し、見過ごしてしまっているのではないでしょうか。
 伊沢博士の書籍「排せつ健康法」に、分かりやすい例えが書かれていましたで以降、ご紹介させていただきます。
「 ・・さて食中毒になるとだいだい誰でも"あァそうか"というふうに思い当たるフシがあるものです。
①私達の「からだ」は、悪いものは悪いのですから、一刻も早く、なんとか「からだ」の外へ出してしまおうと努力し、頑張り続けます。そして吐き気や嘔吐や下痢や、発熱現象はみんなそういう努力の結果、出てきた症状です。
ところが、
②「あたま」のほうは、この嘔吐と下痢と発熱の三つを、眼の仇のように思い込み?、何とか抑え込もうと考え、実行に移させています。その命令に従い、我々はそのとおり実行しているということです。これではまるで、からだと頭の対応の仕方は反対です。しかし、これほど正反対のやりかた、手
当ての仕方、対処の仕方、治し方を、今まで私達は何も疑わずにやってきたわけです。そこでそのどちらが正しいかを、もう少し突っ込んで言えば、どちらのほうが「からだ」のためになるかを突き詰め、調べ、反省してみる必要があります」
 インフルエンザが猛威を振るう季節だからこそ、一度、からだの声を聞いてみる良い機会かもしれません。

参考著書:伊沢凡人、伊沢和光著「排せつ健康法」誠文堂 

カロコの森プロジェクト2019.01.05

 昨年の暮れ頃から、店のいたるところに菅原真樹さんの撮られた写真の展示をさせていただいてます。一昨年の五月頃に、その菅原真樹さんに当店へお越しいただきお話し会を開催いたしました。私達の周りからどんどん緑がなくなっています。全国各地で、メガソーラー事業の名のもとで、手付かずの自然が残る山々にメスを入れようとしています。相変わらずダム事業は、問題を抱えながらも突き進もうとしています。環境破壊による災害が年々増えていることが明らかであっても、利益を優先することしか考えなくなった人たちが数多くいるということです。大変残念なことですね。数百年以上という想像もできない長い年月をかけて後世のために残された貴重な遺産が、たった数年で脆くも破壊されてしまうのです。ハワイ島にあるかロコの森もそんな貴重な場所です。

「カロコの森はフアラライ山が出来てから四万年のサイクルで手付かずの循環を繰り返し、進化し続けている姿を目の前で触れることができるハワイ全体の島々の中でも5%にも満たない奇跡の原生の森」だそうです。そんな森を破壊から守ったのが、様々な銀行に融資を求め、奇跡的にも融資を取り付けることができた菅原真樹さんでした。しかし、昨年の十月に、銀行側の抵当権とこの土地はお金儲けの対象として、次々と目まぐるしく銀行が新しい銀行に転売され、真樹さんも強制退去をさせれたのです。
 
 タマシイノヒトシズクという菅原真樹さんの写真集に掲載されているものは、海の生物たちに脅威を与えないよう写真はすべて素潜りで撮影するそうです。何と水深100mでの撮影さえあります。
そんな美しい写真の数々をご希望の方に販売させていただきます。そしてその売上はすべて、カロコの森プロジェクトに寄付させていただきます。
 現在、菅原真樹さんは、日本各地で、貴重な自然を守る活動として講演をされています。名古屋近辺にお越しの際には、また店に来ていただいて、お話し会を開催したいと思っています。最後に、菅原真樹さんからのメッセージをお伝えさせていただきます。

 「私は当初からこの森が永遠に金儲けの対象ではなくなり、いのちを育み、人々もそれに寄り添い、恩恵を深く受けるカロコの森と海から学ぶことで、ハワイの様々な角度から他の場も含めて、大循環の環の中で、素晴らしいハワイから癒し、学び、未来が見えるものをイマジネーション、インスピレーションを得る場として、カロコ森のトラストが成功し、アフプアアを伝えるメッセージセンターとしてカロコ、ハワイを愛する人々の拠り所、コミニケーション、学びの場所の聖地となればと考えています。
 一本一本森の命と人の命は同等と考えています。
今は、是非とも皆様のお力添えを頂きたいです。この問題を、栄養に笑顔に変えて再びこのカロコの森に皆で戻れることを信じます。」

内臓とこころ2018.12.01

 今年も残すところ、一ヶ月を過ぎました。光陰矢の如しと言いますが、年単位であっという間に過ぎさって行きますね。そして放たれた矢のように二度と戻ってこない時間です。
 さて、これからは忘年会シーズンからお正月と飲食のオンパレードで、内臓への負担が重くのしかかる時期を迎えました。最近では、お正月にファスティング(断食)をする方も増えているということなので、一時のお祭り騒ぎも年々変化しているようです。皆様はどのような年末年始を迎えられる予定でしょうか。
 先月中旬のこと、一緒にバレエのレッスンをしているRさんが、鼻水が出て仕方ないと言っているので、風邪でもひいたの?と聞いたら、カラダは全く違和感がなく、鼻水だけが出るということでした。以前にもお便りで何度か取り上げましたが、鼻のトラブルの多くは、栄養過剰が原因と思っています。多くのお客様に対して来ましたが、鼻炎や蓄膿などの厄介な炎症が、朝食を抜いただけで改善された方が何人もいます。今回もきっとそうだと思って、最近なにを食べたか聞くと、焼き肉を食べに行ったということでした。普段の彼女の食生活は、玄米食や野菜ジュースということなので、急激なカロリーと消化にかかる内蔵負担に耐えられなくなって、その排泄を鼻水を通して排泄しているのだと思いました。夕食を食べずに寝たら治まると思うと伝えたら、朝にはスッキリしていたと、その後嬉しい報告をいただきました。
 先月の初旬、二十年ぶりにタンボロッジさんに遊びに行ってきました。ご夫婦二人で、一年八ヶ月かけて作ったログハウスは、今ではマクロビオティックのお宿として全国的に有名です。それが、出発前々日からどうも体調が下り坂。これはヤバイと思って、食を控えながらの旅の始まりでした。
ところが、お宿でのお料理の素晴らしいこと。完全無添加のワインや、お酒も楽しめて、体調の具合などすっかり吹っ飛んでいました。ふと、壁に目をやると、大きなポスター用紙に、地球暦が描かれていました。以前から気になっていたそれは、太陽系に生きている人たちのための"時空間の地図"で、日本の旧暦「二十四節気」も記載されているすぐれものです。それを見ながら今日の日付に目をやると、数日前から土用入だったのです。体調不良の原因が分かりました。ここ最近、土用に入ると一気に内臓機能が落ちるのが分かるようになりました。食べたものが消化しきれずに残っている違和感です。自然とともに生き、四季が分かれている日本だからこそ季節の変わり目に起こる不調を後世に残した智慧が、この十八日間におよぶ土用の習慣なのでしょう。
 つい最近読んだ三木成夫氏の「内臓とこころ」は、そんな自分の感覚を確かめることができた本でした。多細胞生物の生物は、腸から進化しています。それをこの著者はわかりやすく紐解いてくれています。腸の露出が顔の起源である。いわば内蔵露出で、下から出れば脱肛と同じですね(笑)。口から肛門へ通じる消化管という内臓系の内筒と、皮膚などの体壁を外筒の二つの筒から進化した過程は、人間の胎内にみる四億年を経たことを表していることを伝えてくれています。
 大きな地球の歴史に刻まれて生まれてきたのが私達であり、その大きな自然のうねりに影響を受けながら生きているということです。内臓は、そんな過去の普遍的思いを私達に伝えているのかもしれません。内なる声を聴くとは、まさにそう言うことなのではないでしょうか。

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