ヘルシングあい便り

続けること2016.01.03

  昨年暮れに、立て続けに両親が倒れた。数年前から少し腰を悪くしていた母親が、姿勢を崩したことから腰の筋肉のあたりを悪化させて、動かすと痛いためにしばらくの間寝たきりの状態になった。寝込んで3日目の深夜に、トイレに起きた私に向かって、あれから全く便が出ないと呟いた。この状態は良くないと思い、頭に浮かんだのが味噌シップ。そのままコンビニに走って使い捨てカイロを購入し、味噌と少量の水を弱火で練り込み、広げたサラシに味噌を厚く塗って腹部にあて、なるべく冷えないようにカイロを貼っておいた。翌日の朝、味噌シップが効いたようで、便が出たと聞いてホッとした。
 それから一ヶ月後の年末押し迫ったころ、忘年会から帰って間もなく、机や椅子がドタンと転がるような音がしたため飛び起きた。慌ててむかってみると、父親が痙攣して状態で倒れている。これには動転した。救急車を呼ぼうかと思ったが、吐き気をもよおしているため、その状態で布団をかけて体を温かくして、その状態で吐くよう促した。しばらく唸り声を上げながら、ようやく胃の中の物を吐き出させることができた。そうすると痙攣はおさまり、症状の原因と思われる腹痛で顔を歪めた。すぐさまスイマグを原液で飲ませてトイレでしばらく安静にさせた。用を足せたようだったが、顔面蒼白。軽い脳梗塞だったのではないだろうか。そのまま安静にさせたまま、両足を持って金魚運動をしばやくやると、顔に赤みがさしてきた。
 立て続けに起きた両親の体の変調を目の当たりにして、健やかに老いるために何が必要かを考え、これを好機に、週に一回の寒天断食をみんなですることにした。当然二人とも今回の当事者だからそれを断りようがない。それからかれこれ一年が過ぎた。早いものである。母親は、その後針や整体にも通いながら、順調な回復を見せている。父親は、あれからしばらくして同じ症状で倒れたため、医療長寿センターで検査を受けた。その結果、腸のヘルニアということだった。同じ場所で前立腺の手術を10年近く前にしたが、その手術の箇所か、筋肉の老化でできた穴に、腸が入り込むらしい。そのため腸が締め付けられ腹部に強烈な痛みが襲うのだという。腸が一時的に閉塞するため、脳でも梗塞が起きたために倒れたのだろう。
 それからというものの、父親は毎朝のウォーキングも欠かさず行うにようになった。人間いつまでも健やかに生きたいと思うなら、最小限の努力が必要である。そのささやかな努力を続けていけば、動かない場所もいつかは動くようになる。年齢など関係がない。だれでも最初の一歩からはじまるのだと思う。今回のことが「災いを転じて福となす」となるよう気を引き締めて今年に取り組もうと思っている。
 申年の申は本来「しん」と読み、「のびる」や「もうす」という意味。申は「雷」の原字であり「稲妻」を表した象形文字で、神の技という意味もある。「申」の字に示偏(しめすへん)をつけると「神」。また「草木が十分に伸びきった時期で、実が成熟して香りと味がそなわり固く殻におおわれていく時期」をあらわすそうです。
今年の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。 

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