ヘルシングあい便り

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おかげさまで30周年2021.07.02

 以前にもお便りで書いたことがありますが、物事は一朝一夕にできるものではない、それ相応に時間がかかるものだということわざに、桃栗三年柿八年があります。その続きも地方によってさまざまあって、柚子の大馬鹿十五年、銀杏のキチガイ三十年というのもあるそうです。その銀杏のキチガイ三十年を、無事迎えることができました。
 これも皆様に支えられているからこそ続けられるのであって、この場をお借りして心より感謝申し上げます。なぜ、銀杏のキチガイかを調べたところ、イチョウは、植えてから30年でようやく実がなるからだそうです。銀杏の恩恵は、30年後にしてようやくいただけるわけですから、いちょうの木と銀杏に愛着が湧いてきます。
 さて、昨年来コロナウイルス流行の長期化は、人との交流が家族間まで影響を与えています。それがワクチンの接種をめぐってますます溝が深まることも懸念されます。こんな時だからこそ、共に語り合ったり、話し合ったりする仲間が必要ですね。孤立して一人で考え込んでしまうと良い考えは浮かばないものです。
 名古屋市発信の映画「名も無い日」を見てきました。本作品の監督の身に起こった実話だったとは、見た後で知ったのですが、カメラの目線が、日常を描いていて、その日常の中の小さな異変に気づかなかった切なさが、作品を覆っていた気がします。是非ご覧になってください。
 
 先月末、『新型コロナワクチン接種中止』の嘆願書が、全国から450名(医師210名・歯科医180名・議員60名)の同意が集まり、厚労省に提出されました。
発起人は、高橋徳先生(クリニック徳院長・ウイスコンシン医科大学名誉教授)ほか2名。
その内容を以下に明記します。お役立てください。

・新型コロナワクチン接種後、356名の方が死亡
(平成30年シーズンのインフルエンザワクチンの接種後死者は3名)
死者数の比較
・2018年インフルエンザ死者数3325人
・2020年新型コロナ死者数3466人
 死亡率10万人に対して2・8人
インフルエンザワクチン接種後死者数3人/5千万人
コロナワクチン接種後死者数740人/5千万人
・新型コロナウィルス陽性者に対する死亡者数30代以下は0%
・若年層では重傷者や死亡者は皆無
・ワクチン有効性95%は数字のマジック
 感染者で比較すると95%だが、非感染者で比較すると、ワク
チン接種グループと非接種グループの違いは0・5%の違いしかない。
・ワクチンを打っても打たなくても、感染しない確率は99・4%以上
・たった0・6%しか感染しない新型コロナ(その80%が軽傷)にも関わらず、国民全員がワクチンを打つ理由があるのか?

【まとめ】
 ■新型コロナの死亡者数は、インフルエンザの死亡者数とほぼ同じ
 ■新型コロナワクチン接種後の死亡者数はインフルエンザワクチン接種後の死亡者数の250倍
 ■ワクチンを打っても打たなくても、99%以上の国民は新型コロナに感染しない。
 ■新型コロナの感染者と濃厚接触しても99%以上の国民は新型コロナに感染しない。
・PCRの検査 偽陽性率97%が出たとの報告がある。
・厚労省がPCR陽性者が死亡した場合には全てコロナ死で報告せよと公文書で水増しの指示をしている
・国会でPCR陽性は感染者ではないと答弁されている
・各都道府県が大規模PCRを実施し感染爆発したということだが、実際は陽性爆発であり、それに基づいて緊急事態宣言が発出され、経済崩壊を招いた
・ワクチンの治験終了は2023年5月であり、接種者は全て被験者である
・ほとんどが循環器疾患でなくなっている
・根本にあるのは凝固系異常
・一般的ではない部位に血栓が生じている
・若年成人には、心筋炎のリスクが高い


コロナワクチンは必要か?2021.06.01

 書籍、「免疫革命」で、全国的に有名になった安保徹先生は、新潟大学医学部教授でした。先生が生きてらっしゃったらこのコロナ騒動についてどうお話しされるだろうかと思っていましたら、何と、そのご遺志を継いでいるかのように、同じ新潟大学名誉教授、岡田正彦先生が、ユーチューブでコロナワクチンの問題点について公開しています。難しい用語は一切使わず、一般の方々が見てわかるように配慮されたものです。是非、一度御覧ください。
最後にURLを記載いたします。
 添付写真は、その中で使用されている分かりやすい図2枚です。新型コロナウイルスのワクチンは、アメリカのファイザー社とモデルナ社のmRNA(タンパク質を合成する"指令"を写し取ったRNA、メッセンジャーRNAのこと)。コロナのトゲトゲ蛋白を細胞内で再生して免疫反応により、コロナウイルスと戦う抗体ができるということです。しかし問題はRNAは人細胞内で、十時間ほどで分解される
ものなのに、それを分解されないように改造されている点。人工遺伝子が半永久に残り、関節リウマチのような病気になる恐れを指摘しています。
 一方、アストラゼネガ社はコロナDNAをアデノウイルスに組み込んで、細胞内に軽々と侵入させる方法をとっていますが、その添加物については全くの非公開になっているそうです。細胞内でDNAが直接RNAにコピーされるため、過剰な抗体が発生したり、強烈な免疫反応が起こり、ウイルスを過剰に変異させる恐れを指摘してします。いつの間にか、人の遺伝子組み換えまで簡単に行う世の中になってしまったようです。
国際政治経済学者 浜田和幸氏のこんな指摘も絵空事ではなさそうです。
 「WHOはもちろんのこと巨大製薬メーカーの最大の株主はビル・ゲイツ氏。その狙いはワクチン市場でのデジタル化と目されている。また、ワクチンの強制接種を通じて人間の遺伝子を改変し、人体の基本構造を改造しようとの目論みも懸念される。実際、モデルナのホームページによれば「ワクチンは人の遺伝子をプログラムできる運用システムと等しい」すなわち、人間を思ったようにプログラムできるようにすることができるファクターを一緒に体内に入れることが可能となるわけだ。」

参考:新型コロナワクチンは危険 新潟大学医学部名誉教授 岡田正彦医師

国際政治経済学者 浜田 和幸氏

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マスクの是非を考える2021.05.01

 厚生労働省ホームページには、「新型コロナウイルス感染予防のために」という見出しで、「風邪や季節性インフルエンザ対策と同様におひとりおひとりの咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。風邪症状があれば、外出を控えていただき、やむを得ず、外出される場合にはマスクを着用していただくよう、お願いします。」と書かれています。
 当店にいらっしゃるお客様に、マスクの着用について尋ねられるケースが増えています。エチケットでどうしても着けていないとひと目が気になるという方が多いです。
 メディアの影響で、マスクを着けていないと、非常識という風潮がいつの間にか形作られたようです。しかし膨大な医療データが集積する厚生労働省のホームページには、繰り返しますが咳エチケットのためとあります。咳やくしゃみをした際に、飛沫により他人を感染させてしまう可能性あるので、その予防のためにやむを得ず外出する場合に、マスクの着用をお願いしているのが緊急事態宣言が出された現在の状況です。
 もう一つ、厚生労働省のホームページ、eヘルスネット活性酸素と酸化ストレスより一部を引用します。
「大気中には、約20%の酸素が含まれており、生物はこの酸素を利用し生命活動を維持しています。酸素は、外部からの様々な刺激を受け、反応性の高い活性酸素に変化します。活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、過剰な産生は細胞を傷害し、がん、心血管疾患ならびに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となります。そのため生体内には、活性酸素の傷害から生体を防御する抗酸化防御機構が備わっていますが、活性酸素の産生が抗酸化防御機構を上回った状態を酸化ストレスといいます。」
「私たちが生命活動を営む上で酸素の利用は必須となります。呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部は、通常の状態よりも活性化された活性酸素となります。ヒトを含めた哺乳類では、取り込んだ酸素の数%が活性酸素に変化すると考えられています。活性酸素は、体内の代謝過程において様々な成分と反応し、過剰になると細胞傷害をもたらします。」
以上が、厚生省からの引用文です。普段、私たちは新鮮な酸素を肺に取り込むことで、新鮮な血液を作り出し、健やかな状態を保っています。マスクをすることで、新鮮な酸素を取り入れることが困難になり、活性酸素をより生み出す状況を作ってはいないでしょうか。活性酸素は、自分の細胞を傷つけ、免疫力を低下させます。必要に応じて使い。そうでない時は、新鮮な空気を体にとりいれることが必要と感じます。
 マスクというと、思い出すのが映画「風の谷のナウシカ」です。もう何十回見たことかしれません。文明が滅んで千年以上たった世界を描いた作品でした。汚染された大地に生まれた腐海によってマスクなしでは生きられない土地がナウシカの住む場所まで迫っていました。安住の地をめぐる争いに巻き込まれ、年老いた仲間が乗る飛行船が、そんな腐海に吸い込まれて行きます。必死に助けようとするナウシカ。しかし、生きることを諦めた乗組員は、静かに死を待っていました。その時、毒ガスが立ち込める上空で、ナウシカがマスクを取って、大声で仲間に自分の言うとおりにするよう指示します。それを見て我に返った仲間たちは、飛行船の中にある荷物を捨てて、辛うじて腐海に不時着しました。
 次のシーンは同じく腐海に不時着した青年が、迫ってくる蟲たちを所かまわず撃ち殺します。そんな彼を蟲たちから誘導し、救出し、そして言います「きみは殺しすぎた」。
 そんなセリフがずっと頭から離れませんでした。そうなんです。私たちは殺しすぎてます。雑菌や細菌がいると言って、見えない敵に次亜塩やファブリーズなどを当たり前に使っています。この世界には、私たち人間だけが住んでいるのではありません。共存しあって生きています。いつの間にか人間は、思い上がりな地球のがん細胞になってしまったのかもしれません。そして新たな細菌やウイルスたちは、がんを退治し、元の地球に浄化するために生まれてきたのかもしれません。

オキナワへ行こう2021.04.01

 先月に岐阜県垂井町で行われたフェアトレードデイのプレイベント映画、『オキナワへいこう』を観ました。写真家で映画監督の大西氏が長年追い続けている精神科病院の長期入院患者たちを追った長編ドキュメンタリー映画です。ひとりの患者さんの夢「沖縄旅行に行きたい」を実現させることに看護師さんらが奮闘し、他の希望者4名含めて5名での旅行になる予定でした。ところが主治医の許可が降りない3人の患者が断念、許可が降りたもう一人の男性と二人、無事に沖縄を訪れることができました。これがきっかけで二人の生き方が変化します。その模様をカメラが追うのですが、断念した3人のその後にも光を当てながら、日常に潜む問題点を浮き上がらせていきます。弱いところ、声の届かないところにあえて視点をおいた素晴らしい作品でした。一番驚いたのは、何十年も精神科病院に入院している人がいるということ。そして何十年と入院し続け、退院の見込みがほとんどない慢性期病棟が日本にはあるということでした。調べてさらに驚いたのは、精神疾患により医療機関にかかっている患者数は日本中で4百万人超。そして精神病床への入院患者数は約28万人、精神病床は約34万床で、世界のなんと5分の1を占めるそうです(数字は2017年時点)。欧米諸国が1960年代から80年代にかけて精神科のベッドを減らし、地域医療中心に移行したのに対し、日本は80年代末まで民間病院の精神病床を増やし続けた結果、突出した精神科病院大国になってしまったとのことです。
 多くの深刻な問題をかかえながらも野放し状態、中でも精神科特有の入院制度である「医療保護入院」は精神保健福祉法が定める強制入院の一つで、本人が入院に同意しない場合に、家族など一人の同意に加え、同じく一人の精神保健指定医の診断があれば、強制入院させられるそうです。ある人を入院させたいと考える側にとって極めて使い勝手がよい制度で、実際その件数は年々増加しているというのです。家族一人の同意が必要というのも、入院する時点に限ってのもので、いったん入院してしまったら、その後家族が同意を撤回しても、入院継続の必要性の判断はあくまで指定医に委ねられることになり、指定医の患者に対する権限は絶大なのだと・・恐ろしい話しと思いませんか?。今回の旅行で行けなかったのも主治医の許可が降りなかったからですが、なるほどそういう制度だからです。
 しかし舞台である大阪の浅香山病院は、そんなイメージを全く感じない明るくてオープンな病院で、しかも看護師さんたちが親身で、医療用ベットがなければ精神科病棟とはとても思えません。キャストの高齢なお二人を見ていると、ショートステイでも来ているのかなと勘違いするくらいでした。
 沖縄旅行の火つけ役でもあり、元千人のスタッフを束ねていた看護部長さんがインタビューに登場しました。現役時代、一生懸命患者さんのためにしたことが、かえって患者さんの自立心を損ねてしまったのではないかと後悔していると心境を語られました。その思いから退職後、NPO法人「kokoima」を立ち上げ、精神障がい者の自立支援や居場所を作ったそうです。 
 最近、85歳になる父に料理の手伝いをしてもらうようにしています。それまでは、手伝おうかと言われても、かえって時間がかかるし、面倒が先に立って、やってもらおうとは考えなかったのですが、その反面、手伝いも大事なリハビリになるのではないかと自問したりしていました。ある日、厚揚げを焼こうをフライパンを出したときに、何かすることはないかと後ろから声がするのでお願いしたところ、嬉しそうにフライパンとにらめっこを始めました。その間にお風呂に入ることができましたが、あがっ
ても、まだ焼き続けていました。弱火にしてあるので、意外にも丁度のいい焼き加減に、思わず褒めたら、それ以降、焼き専門で鮭やししゃもなども苦闘しながら一品料理の担当者です。人間である以上、人のためになにかしたいというのが人情なんですね。そういう思いを持てる環境作りをいかに周りが見守れるかに掛かっている気がします。映画のキャスト5名は皆どちらかといえば病的ではなく、社会復帰しないことが不思議でなりません。それが証拠に、沖縄旅行に行った男性の山中さんは、はるみさんという女性に街で声をかけられ、彼女ができます。そうして10年の入院生活に終止符を打ち、グループホームに移ることになったのです。彼女が最高の薬や~といった山中さんのセリフが最高でした。
 この映画を教えてくださった、エシカル・ペネロープの原田さとみさんに感謝申し上げるともに、今月から西区菊井のCBCハウジングで始まる「シネマ・エ・マルシェ」に是非、足を運んで観てください。めまぐるしく変わる町並みや環境に振り回されて、大切な小さな物事が見えなくなり、それがやがて大きな問題へと変貌していきます。地域の小さなコミュニティーが社会とつながり、小さな問題や声を伝える一人一人の力が問題解決につながると思います。

シネマ・エ・マルシェ
未来つなぐPROJECT〜世界に優しく、地域に楽しく、未来に美しく〜

参考:
精神病院から出られない医療保護入院の深い闇 東洋経済
精神科病院のどこが問題なのか、どうやって変えるか 原昌平 / 読売新聞大阪本社編集委員、精神保健福祉士

ヒューマニエンス 40億年のたくらみ2021.03.01

BSプレミアムで過去12回放映されているヒューマニエンス40億年のたくらみは、人間という不確かで不思議な存在とはいったい何なのか?まさに真の姿に迫っていくシリーズで欠かさず見ている番組の一つです。その内容の前に、インド独立の父であるマハトマ・ガンジーが、その著書「ガンジーの健康論」の中で、とても感慨深い言葉が書かれていますので、一部をご案内します。
 「無知が病気の原因の一つです。全くの無知ゆえに。もっとありふれた病気に慌てふためき、治療効果をあせってはかえって事態を悪化させることがしばしば起こっています。もっとも基本的な健康の原則を知らないために、間違った手当をしたり、ニセ医者のところへかけ込んだりすることになるのです。
 私達は遠くにあるもののことはよく知っているのに、手近なもののことをよく知らないことがあります。何とも奇妙なことのようですが、それが本当によくあることなのです。自分自身の村のことについてほとんど知らなくても、イギリスの川や山の名前を暗記していたり、苦心して星の名を覚えるのに、自分の家の中になるものを知ることが大切だとは考えないのです。(中略)
自分のからだほど自分と密接に関わっているものはありませんが、これほど私たちが無知、無頓着に対処しているものはありません。」
 もっと引用したいのですが、丸写しで終わってしまいますので、このあたりにしておきます。時代が変わっても私たちの思考は全く変わっていないようです。
 
 昨年から引きずって今でも世界を蔓延しているコロナ騒動は、私たちの欲の追求によって破壊された自然界からの警告ではないでしょうか。世界に衝撃を与えたアマゾンの森林火災には、地元の野焼きが原因もありますが、森を切り開いて牧草地を作ることで、同国の数千億円規模の牛肉産業を支えているともいいます。世界で起こる開発ラッシュ、日本でも不要なダムやリニアなど、生命の循環を破壊する作業が行われています。
 ヒューマニエンス40億年のたくらみは、人間が進化の過程で、細菌やウイルス、多くの生き物と共生して今に至ったことを明らかにしていく必見の番組です。つい最近放映された「"ウイルス" それは悪魔か天使か」では、哺乳類の胎盤に欠かせない遺伝子PEG10は、恐竜時代に私たちの祖先に感染したレトロウイルスがもたらしたものだそうです。ここ数百年の科学技術の進化で、目に見えないものが見えるようになり、多くの微生物が、生命に関与していることが分かってきました。驚くことに
微生物が雨を降らせているのではないかという研究まで行われています。ウイルスが見えるようになった現在、しかしもっと見えないものが関与している可能性はゼロではないのです。
 私たちは、ガンジーの言う通り、今一度、最も身近な生命ついて謙虚に学ぶべきではないでしょうか。
 「人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である。」パスカルの随想録「パンセ」より

「タネは誰のもの」2021.02.01

 伊勢神宮で神に奉納される水田で、突然品種として現れた「イセヒカリ」。その当時は門外不出だったそうですが、全国各地の神社に種もみの下賜を認めました。その種籾を分けていただいた農家さんが育てたイセヒカリを取り扱っていましたが、高齢により廃業するからといってその種籾を譲り受けたのが2年前のことになります。昨年で2回、その種籾を発芽させて育苗し、その苗で田植えをして無事収穫をしました。この品種は、登録品種でも推奨品種でもないため、公的機関や農協による関与がありません。
 種子法廃止というニュースを耳にしたことは、少なからずあると思います。これはどういうことでしょうか。日本の種子生産は種子法に基づき、都道府県が伝統的在来種の保存や地域に合った多様な品種を開発してきました。農業試験場などで、その土地にあったお米や野菜などの品種改良で、その土地独自のブランド品を開発しています。しかし農業の自由化を進める政府は「民間参入を阻害している」として同法を廃止しました。
 「タネは誰のもの」が名古屋シネマテークで2月13日から公開されます。オンラインでも1000円で常時視聴可能なので、ご都合の悪い方でもいつでも都合の良い時間や場所で視聴可能です。この作品は、昨年の10月に種苗法改正の国会審議が再び始まったのことに対し、農家の不安や憤りの声を取材したドキュメンタリー映画です。農家が登録品種のタネを自由に自家採種し、自家増殖することを禁じた「種苗法」改正案。
 では、そもそも種苗法とは何でしょうか。野菜やくだもの、穀物、きのこや花などのすべての農作物の種や苗に関する法律です。新たに開発された品種を農水省に出願して、それが認められて登録品種となると、その独占的販売権が25年(樹木の場合は30年)認められます。つまり、開発した人の知的財産権を守り、その種苗がその権利を守って市場で流通できるようにするための法律といえます。一方その改正案は、登録品種を農家が種子をとるなどして自分たちで増やすこと(自家増殖)を規制し、新たな品種を作った者の知的財産権である育成者権を強めることです。
 「農家の基本は、1、種(種苗)、2,肥(土作り)、3、作り(技術)と言われる。その3分の1不安を抱えながら本業をやるのは悲しい」映画の中で、特に印象に残る言葉でした。これも自ら米作りをしたからわかったことです。果たして私自身、自ら土を向き合い、農業というものを肌で感じなかったら分からなかったかもしれません。
 私達の健康は、毎日いただく食物で形つくられています。お米やパンの小麦、旬の野菜、たくさんのその土地のミネラルや栄養を含んだ食物です。そして作り手の想いが入ってます。極端かもしれませんが、競争めぐる民間企業が知的財産を取得し、ベルトコンベアーで、製品か餌でも売られるよう
に、機械的に育った種子に変わったらどうなるでしょうか。
 私達に神から与えられている唯一の自由は、何を食べるかという日々の選択ではないでしょうか。資本力で何もかも合理的にという考えは、傲慢すぎないでしょうか。と言って、何も知らない
のも無責任です。是非、観ていただきたいドキュメンタリー映画です。

「タネは誰のもの」名古屋シネマテーク

参考ページ

コロナ時代の生き方2021.01.04

 「インフルエンザ・ワクチンは打たないで」を書かれた元国立公衆衛生院疫学部感染症室長、母里啓子さん。この本を店に並べたのは十年以上も前のことになります。私自身、インフルエンザにかかった記憶というのは、二十代前半に、普通じゃない体の節々の痛みや光熱で、丸一日寝込んだことがあり、明らかに風邪とは違う症状なので、インフルエンザではなかったかと思っています。先にも後にもこの体験だけで、医者にも行かなかったので、確かなこととは言えません。それにしても毎年累計一千万人以上も患者をだすインフルエンザ。本当にワクチンは効くのかどうかを疑問に思って手にしたのがこの本でした。
 その中の一部を紹介すると、
・インフルエンザウイルスはのどや鼻の粘膜に付き、そこで増殖する。インフルエンザワクチンは血液中にしか抗体をつくれず、のどや鼻には抗体ができない。
・インフルエンザワクチンはもともと流行を予測してつくられているだけであり、その上に、インフルエンザウイルスは日々猛スピードで形を変えるので、効果が期待できない。。等々。
 インフルエンザは、学校で感染して流行拡大につながるため、学童にワクチンを強制的に接種させることで防波堤にさせて(学童防波堤論)社会全体に流行を防ぐ目的で、小学校から高校まで何年にもわたって接種を実施し、多いときで千七百万人!そして二十年以上に渡って行われて、結局流行は収まりませんでした。その間、ワクチンによる被害者が出て、国が裁判で敗訴し、義務的接種が廃止に至るのです。何とそれまで一般の人にはインフルエンザワクチンを打っていなかったそうです
 さて、そんな母里啓子さんを話し手に、聞き手辻信一さんによる「コロナ時代の生き方」~怖いのは、パニックとワクチン待望論~がユーチューブでアップされているのを見つけました。その内容は、どんどん不安な状況にさらされている現状を、とても正面から分かりやすく、安心できる言葉で綴られています。
 物理学者にして随筆家である寺田寅彦氏が語った正しく恐れるという言葉は、「科学的な知見に依拠して恐れるべきものは恐れ、そうでないものを不必要に恐れることはやめましょう」というものですが、感染症を研究していた方が、このコロナウイルスに対して、どう感じているのか、そして私達はどうそれと付き合っていけば良いのかのヒントが見つかると思います。

 今年は辛丑(かのとうし)
「辛」下にあるエネルギーが上に出現上に向かって求め冒す。その過程で「つらい」「からい」がある
「丑」赤ちゃんが右の手を伸ばした姿。曲がっていたものが伸びる 始める、結ぶ、つかむ
緩やかな衰退、痛みを伴う幕引きと、新たな命の息吹が互いを生かし合い、強め合う年のようです。本年もよろしくお願い申し上げます。

ナマケモノ流「コロナ時代の生き方」~怖いのは、パニックとワクチン待望論https://www.youtube.com/watch?v=CW_xO0EuxfI

人間の土地へ2020.11.29

 先月、知人のイベント告知を見て、無性に行きたくなった講演会へ足を運びました。なんと日本人女性で初のK2(8611m)登頂者で、さらに植村直己冒険賞受賞者、しかもフォトグラファーで、シリア人男性と結婚し、2児の母という特異な経歴の持ち主でした。
 昭和48年生まれというその方は、小松由佳さん。学生時代は登山に明け暮れたとは思えないほど、ほっそりとして、可愛らしく、どちらかというと華奢な感じで、断崖絶壁を踏破したとは想像できませんでした。講演中、K2への登頂を目指す写真を何枚も見せながらその時の心境などを語ってくれるのですが、最後のベースキャンプから登頂を目指して出発するところから、ようやくこの人は登った人なんだと思えました。
 本来はリーダーがいたのですが、突然登頂当日に盲腸になって下山を余儀なくされ、それで年長で経験豊富な小松さんにリーダーの役目が回ってきたのだそうです。ラッキーなことに、登頂成功までは、好天に恵まれますが、途中、あと少し早く目的地に着いていたら雪崩に襲われていたというような、死と向い合せの出来事に何度も合ったそうです。登るより、降りるほうが危険。登頂成功より
も、命を優先して下山する勇気などと言われますが、予定より大幅に遅れて山頂に着いたため、そこから下山してベースキャンプに戻る半ばで太陽が沈み、真っ暗な雪山を、ヘッドランプの明かりをだけをたよりに、自分たちが登りで残した足跡をたどっていったそうです。しかし8200m地点で酸素ボンベが空になり、それでも進むか、休んで翌朝出発するかの選択に迫られました。そんな時、小松さ
んの脳裏に遭難事故の教訓が頭に浮かんだそうです。
 「たった一つの要因で、事故は起きない、大きな遭難事故の前には予兆のような小さな不協和音がある。ささいな要因がいくつか重なり、もはや後戻りを許さなくなった結果、致命的な事故へとつながる。」
 普段、私達の身近な出来事にも、こんなことはないでしょうか。遭難とは山だけではありません。災害は至るところに潜んでいます。自分の健康についてもそうです。きっと、何らかの不協和音を、私達も日頃どこかで感じていると思います。後戻りできるときに立ち止まってみる。このことが、強烈に胸に刻まれました。小松さんは、下山途中、電池を交換するもヘッドランプが点かないなどの要因がいくつもあったことを感じ、ビバーク(緊急的に野営すること)を決めたそうです。急な斜面にロープで身体を固定し、かろうじて座れる場所を削ったそうです。氷点下十度の世界です。寝てしまったら死が待っているかもしれない中、朦朧とする意識に光が指したのが、太陽の光だったそうです。
 登頂成功からしばらくして、山そのものではなく、山が生み出す風土に根ざす人間の姿に心を奪われていき、その後シリアに何度も取材を重ねた小松さん。人間を拒絶する山から人間の土地へと舞台はかわってからのお話しは、本当の豊かさとは何かを、異国で生活しながら、異なる文化の中で体感したことでした。様々な問題が世界中で山積して身動きが取れない状態が続いていますが、そんな中でも見方を変えさせてくれるお話しでした。
 小松由佳著「人間の土地へ」に詳しく書かれています。ご一読おすすめの本です。

排泄の効用2020.11.01

 お客さまとの話しの中で、よく出てくるワードは、便秘という二文字。女性は二人に一人が便秘と言われているほど日常化しているため、ピンとこない人も多いように思われます。そこで気になるのが、そんな親御さんのお子様のことです。学校では、一週間も便が出ないのを平気な顔で話している子も少なくないようです。これほど大事なことが、家庭内で話題にならないほど、日常化しているという
ことではないでしょうか。 私も学生時代に一度、授業中に激しい腹痛に見舞われたことがありました。痛くなったり治まったりの繰り返しだったので、授業が終わるまで我慢をしていたら、顔から冷や汗が出るくらいの痛みになったため、トイレへ行かせてもらおうと立ち上がった瞬間に気を失って、気がついたら保健室で寝かせられていました。立ち上がってそのまま倒れたそうです。前の生徒の机に顎から落ちて、そのまま床に倒れ込み、顎からは出血して、床に広がったため、教室が一時騒然となったそうで、今から思い出しても冷や汗が出る経験でした。幸いだったのが、衝撃で歯が折れなかったことです。
 このように、授業中だったり、体調がすぐれなかったり、女性は、特にホルモンの影響だったり、構造上腸を圧迫するため、排泄のタイミングを逃して、それが便秘の原因になったりするそうです。
 腸内で、便の停滞が起こると、異常なガスが発生し、それが脳の神経を刺激します。鬱や精神病が、便秘が原因と言われる所以です。私の場合も、我慢しすぎたために、腸内が酸欠になり、そのため、脳が停止したとも考えられます。
 便秘にはさまざまな要因が考えられますが、腸内の善玉菌を増やすには、食物繊維が豊富な食事が一番です。食物繊維が善玉菌のエサとなるからです。旬の野菜をジュースにしたり、白米を玄米に代えてみるとか、今はごぼうのシーズンですから、それら繊維豊富なものを料理に多用するなどして、腸内の環境が整う食生活で、ご家族のためにも便秘にならない体質づくりに心がけたいものです。なかでも重症な便秘の方には緩下剤のスイマグをお勧めしてます。甲田医院のホームページにその分かりやすい説明がありましたので以下に転記します。
 「人の体液と海水の成分はよく似ています。海水のエッセンスであるにがりをもとの原料とした緩下剤です。市販されているお薬の大部分が「大腸刺激性下剤」というタイプで、腸の神経を刺激することで排便を促します。作用が強いので、場合によっては腸内の粘膜に炎症をきたすことがあります。習慣性があるので、はじめはとても効果的ですが、次第に効果が弱くなくなり、結果として多くの量を服用せざるを得なくなってしまいます。それに比べてスイマグは、「塩類下剤」といって、塩類の浸透圧を使って水分を引っ張り、腸内の水分量を増やします。それによって、便が水分を多く含んで軟らかくなり、量も増えるため、蠕動運動が起こって排便しやすくなります。習慣性がほとんどなく、長期間の使用が可能です。」(以上)
 ピエール・デルペー氏の「マグネシウムの含有地は健康地である」と、ロビネー氏の「ガンの地質学証明」は、マグネシウム含有の多寡が便秘をするしないことを関連付け、また、ガンの多い地域と少ない地域を地質学的に立証しました。今から百年以上も前のことです。
 さらに、紀元前5世紀に活躍したヒポクラテスは、「すべての病気は腸に始まる」という言葉を残しています。腸の健康、排泄がいかに私達の健康にとって大事なものかを語るのに十分なことを賢者は後世に伝えています。

再会から十年経って2020.10.01

 年々、薄れていく過去の記憶の中でも、小さい頃に崖から落ちて頭を大怪我して、手術をしたり長い入院生活をしたりと、両親を心配させたことは今でも断片的ながら鮮明な記憶として残っています。特に、長かった入院生活では、家族的な雰囲気の病院だったせいか、院長ご夫妻はじめ看護婦さんにとても可愛がってもらって、楽しかった思い出しか残っていません。
 退院してからも、何かあれば決まって行く外科病院でした。当時の名医と呼ばれた先生を紹介してもらい、手術していただいたおかげで、後遺症もなく治ったことに感謝しなさい、ことある度に母親から言われてきましたが、おかげ様でその後は、病院に行くこともなく過ごしていました。
 そんな折、ちょうど十年前のお便りに書いたのですが、取引先の方から、こんな相談を受けたから会いに行って説明してほしいと言われたのが、何と当時お世話になった、院長夫人だったのです。 体調を崩したことがきっかけで、食事を見直し、それによってここまで回復したというお話しを伺いながら、四十年ぶりの思わぬ再会に時間を忘れて聞き入っていました。今の自分の仕事だから何らかお役に立てるご縁の不思議さを感じた次第です。
 そんな再会からさらに十年。今もそのご縁は続いています。先日、お歳をお聞きしたら九十歳ということでした。頭脳明晰で、シャンとしておられるので、そんなお歳には到底見えません。それでも、寄る年波で、筋力の低下や、足腰の不調など、仕方ない事情が襲ってきますから、一人での生活が次第に困難になっていくのを感じらずにはいられません。
 二ヶ月ほど前に、お電話を受けたときは、普段、気丈なお話し振りをするのに、全然覇気がないため理由を聞くと、排便がなく、お腹が苦しいということでした。頼まれものを持って伺うと、痛みで冷や汗をかかれていました。心配になって何かお世話できることはないですかと、お聞きしたところ、その時はお願いするからと言ったきり、しばらく時間が空いたのですが、その後、お電話を頂いたときも、まだ調子が優れない声でした。
 そこで、午前中は、野菜ジュースだけにして、空腹を抑えるりんごジュースくらいを数日続けられたらどうかとおすすめしたところ、大変調子が良いという嬉しい経過連絡をいただきました。
 体のリズムは、午前中は排泄の時間です。これは研究で明らかにされた「24時間周期の体のリズム」で、「人間の食べ物を処理する能力は、毎日決まって起こる3つのサイクル、毎日食べ物を取り入れ(補給)、その食べ物の一部を吸収し(同化)、使わない部分を捨てる(排泄)が効率よく機能し
ているかどうかにかかっている」に関する研究成果が発表されています。
  体からの老廃物を排泄する大切な午前中を、排泄を手助けするような生活に変えれば、大切なお肌や胃腸などに、とても良い効果があるのは当然のことではないでしょうか。いつまでも健やかでありたいというのは、誰しもが思うことです。しかし老いとともに健やかであり続ける難しさも、目の当たりする今日このごろです。排泄の時間である午前中をどう過ごすかが、健やかな生き方の鍵を握っているように思います。

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