ヘルシングあい便り

タマシイノヒトシズク2017.05.01

 今朝の朝刊で、リニアの南アルプストンネル工事が始まったことを知りました。いよいよJRによる自然破壊工事が本格化したことを意味します。単なる自然破壊では収まりません。過去数億年続いてきた自然の営みを断ち切ることを意味します。地下には無数の水脈が走っています。その水脈から無数の毛細血管のような植物の根が何千メートルも命の水を吸い上げています。天からの雨と地下水が混ざりあったヒトシズクがやがて大きな川になります。私たちをはじめ多くの生物がその命の恵みをいただいています。そんな大きな営みを東西に渡って無残にも断ち切るものです。
 虚脱感を感じながら店に着くと、ポストに頼んであった一冊の本が届いていました。今年の1月に豊川で行われたイベントでお話しをされた菅原真樹さんの写真集「タマシイノヒトシズク」でした。海の生物たちに脅威を与えないよう写真はすべて素潜りで撮影するそうです。何と水深100mでの撮影さえあります。水泳部だった私ですが、瑞穂競技場で5メートル潜るだけでも水圧で耳や頭が痛くなって大変でしたし、呼吸が続きません。100m泳ぐだけでも息が上がるのに、それを潜って上がってくると倍の200mです。まさに写真一枚一枚に生物の呼吸を感じ、圧倒されてしまいました。その菅原真樹さんが今月の28日に、当店にもお越しくだって、お話会をさせていただくことになっています。ハワイ王族の代々大切にしてきたKalokoの森が別荘地として注目され、森林が伐採されて行く中で、Kaloko森トラストプロジェクトを立ち上げ、銀行からの融資を受けるために何軒も頼みにまわり、そしてついにその森の買収の3日前に融資をする銀行が現れ、森の土地の売買、破壊から守った方です。一人一人がやれることがある。それを前回のお話会で教えていただいた気がします。カフェスペースでのお話会を予定しています。人数に限りがありますので、お早目のご予約をお願い致します。

「ハワイの海岸に、アジアから大量に押し寄せる不法投棄のゴミの山。
人並みごとに砕かれた色とりどりのプラスチックが砂浜に運ばれ、
カニや小魚の命を奪う。ゴニを飲み込んだ親鳥が、産まれたばかり
の雛の前で、力なく倒れて空を見つめる。
彼らが未来に子孫を出来るかどうかは、我々人間の心次第である。」
           ~写真集・タマシイノヒトシズクより~

菅原真樹さんプロフィール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
琉球空手を小学二年より学ぶ。武道から潜在能力を引き出すトレーニングメソッドで日本フリーダイビング女子チャンピオンを育てる。その後、日本ナショナルチーム監督就任、2002年世界選手権でアジア初の男女共総合銅、銀に貢献する。2004年、ハワイ島のフアラライ山麓のカロコの森と関わる。森の土地の売買、破壊からまもり、この森をハワイの土地に戻すことを目標とした、森や海の力に触れて静養、リハビリができる宿泊施設「Kaloko House」を主宰。

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