ヘルシングあい便り

少食こそ正食2017.01.01

 ここ数年、鼻炎の相談を持ちかけられることが多くなった。若い方から高齢の方まで、その症状はさまざまである。しかしそれらの原因は、自分の体験上、パン食、甘いものや乳製品、お菓子などといった高カロリーなものを間食していて、しかも運動不足な方に多いと思っている。そういうものを食べていた頃はよく耳鼻咽喉科に通った記憶がある。体質なのかと思っていたが、水泳をやるようになってからは全く症状がなくなった。運動するから腹が空く。毎朝のパン食からご飯になったのがその頃だった。しかし今でも食べ過ぎたり飲み過ぎると鼻の通りが悪くなる。そんな体験を説明しながら、とりあえず朝食だけでも抜いてみたらどうかと都度お伝えしてきた。中には実行したらすぐ良くなったとご報告に来てくださるお客様や便通まで良くなったと言う方までいた。乳製品を極力やめて朝食抜きにした方は蓄膿症さえ改善されたそうだ。いかに日頃のちょっとした食生活が、私たちの体に絶えず影響を与えているかがわかる。ちなみに鼻という漢字、もともと自分の「自」だったとか。「目」の「ノ」が先を表しているとのこと。なるほど匂いは敏感に脳に影響を与える。目で見ているより匂いのほうが本能的なことは確かだ。自分を守るために絶えずセンサーを働かせているのが鼻の役割とすれば、鼻炎とは何らかの原因で起こった症状である。それを対症療法で楽して治そうと思っても所詮無理な相談なのだ。
 西式健康法では、症状即療法という言葉がある。今の話しでいえば、鼻炎により鼻水が止まらないなどの症状は、からだが不必要なものを排泄しようとする働きであると捉える。だから、その症状を感じて身体の手助けをしてあげること。つまり朝食を抜いたことで、過剰に体に入っていたものがストップし、その症状が改善されたということになる。自分自身の体の声をもっと聞いて、その手助けさえすれば、健やかな体を維持できるということを教えてくれる格言的な言葉である。
 少食というと、腹8分目に病なし。そんなことは分かっていても中々実行に移すのは難しい。しかしいつまでも若々しく健やかでいたいのは誰もが考える事。それを毎日の少しの努力で可能にすることができる。英語でbreakfastといえば「断食」の状態を「破る」という意味。3食きっちり食べだしたのはまだまだここ最近のことである。食事の量のとり過ぎに、意識を傾けてみては如何だろうか。朝食抜きにすれば、一回の量は同じでも、一食分少なくなるのでこれもまた少食には違いない。
午前4時~正午 排泄のサイクル(体内の老廃物と食物カスの排出の時間帯)
正午~午後8時 摂取と消化のサイクル(食べることと消化の時間帯)
午後8時~午前4時 吸収と利用のサイクル(からだへの同化の時間帯)
つまり食事は、正午から午後8時までの間に2食摂るのが理想である。
 酉年の酉は、ニワトリを指す言葉。人に時を報せる動物。酉の本来の読み方は「ゆう」と読み、口の細い酒壺を描いたもの。収穫した作物から酒を抽出するという意味や、熟した果実を収穫できる状態である事から「実る」を表す。
良いことも悪いことも、実り成就する年のようです。
新しい年を迎えるにあたり、皆様のますますのご健康をお祈りの申し上げます。

参考著書:西勝造著「二食主義健康法」

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